④【その地震の備え大丈夫!?】東日本大震災の経験者が語る~地震発生直後の行動編~

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2022年3月16日、23時34分、23時36分と2回続けて地震が発生しました。

出典:Yahoo!地震情報

就寝前という事で、家にいた方が多かったかと思います。

今回は、地震発生直後の行動を実体験をふまえてお伝えします。

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2022年3月16日 23時34分 1回目の地震

地震発生時間が遅かった為、我が家も布団に入っており寝ようかなと思った瞬間に1回目の地震が来ました。

ゴゴゴゴーと地響きがあり揺れ始め、ちょっと危ないかもと思い起き上がりテレビの電源を付けに。

揺れている時に緊急地震速報がなりました。

結構な揺れになり、テレビが倒れ、食器などが棚から落ちて割れました。

妻と一緒に「はぁ~」の溜息です。

娘は寝室にて避難してます。

我が家の寝室は布団しかなく、落ちてきたり倒れる物はありません。

さ~、どうしようかなと思っている矢先に、2回目の地震。

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2022年3月16日 23時36分 2回目の地震

2分後の2回目の地震は、「3.11」と同様の大揺れでした。

ホッとするのもつかの間、これはすごい地震が来るなってわかるくらいの地響きでした。

地震直後に緊急地震速報が流れました。

この音を聞くだけで毎回、鳥肌が立ちます。

もう部屋の中は大変なことに。

机の上にあったプリンターは倒れ落下。

壁掛けの額縁が落下。

冷蔵庫は扉が開き、中に入っている私の大好きなビールなどが落下。

3.11では動かなかった食洗器が落下。

冷蔵庫や家具が2㎝以上移動しました。

3.11よりも部屋の中の被害は大きかったです。

この揺れで連想するのは津波です。

我が家はまだ内陸部の方なので心配ないのですが、あの大きな津波を思い出してしまいました。

沿岸部にいる方は直ちに高台に逃げて欲しいと思い、津波が来ないことを祈ってました。

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地震直後の行動

地震が来たら、とりあえず慌てずに行動することが原則です!

パニックになると怪我などに繋がります。

まずは落ち着いて行動をしましょう。

安全な場所に逃げる

緊急地震速報は地震が来る前に鳴るものと思っていますが、ほとんどの場合は地震が来ている最中になるパターンが多いです。

家の中の場合

まずは、ガラス・陶器や落下物、倒れる家具などがある場所から離れ、部屋の中で一番安全な場所に避難しましょう。

外出中の場合

外出をしている際は古い建物、ガラス張りの建物、工事現場から離れましょう。

最新のビルが近くにあればそこに逃げましょう。

恐らく、最新のビルは免震構造だと思いますので地震に強いです。

海や川の付近にいる場合

海や川にいる場合は、直ぐに高台か高い建物、または逃げましょう。

一番怖いのは津波です。

来ないだろうと思うのではなく、来ると思い直ちに逃げてください!

本能的にテレビを支えてしまう

地震中、恐らくほとんどの人がテレビを支えます。

私もテレビが倒れないように支えてました。

人に聞くと、やはりテレビを支えていた人が多かったです。

しかし、写真を見ていただけるとわかりますが、支えていたにも関わらずテレビが倒れています。

中途半端な姿勢で支えていると、自分も揺れているので支えきれません。

また、他の箇所が気になり、目がテレビではなく違う方向を見ているので力が入りきっていません。

恐らく、家電の中で1,2の高額商品なので、心理的に行動してしまうのだと思います。

テレビを支えていて、周りの状況を見ながら「危険だな、近くにある棚が自分に倒れてきそう」と思った場合はその場からすぐに逃げてください。

テレビは高いけどお金で買えますから。

人の命はお金では買えません!

ガスを止める

ガスを使っている場合に、初期の小さな揺れを感じた際に消しましょう。

この時点で消せず大きな揺れが来てしまった場合は、地震が収まるまで近づかないようにしてください。

慌ててガスを消そうとすると、熱湯や油がこぼれやけどに繋がる危険性があります。

落ち着いて行動をしましょう。

家族の安否確認

地震の際、家族が揃っている場合は問題ありませんが、日中や家族が外出の際は電話やメール、LINEなどSNSで安否の確認をしましょう。

海や川にいる場合は何としてでも避難させてください。

親と離れて住んでいる場合は電話等で連絡を取りましょう。

今回の地震では、実家にすんなり電話がつながり、実家の安否・被害状況が確認できました。

次の地震に備える

地震は1回で終わるとは限りません。

今回のように2分後に大きな地震が来たりします。

停電になっていないようであれば情報収集をしてください。

そして、次の地震がくるかもしれないので、外に出れる準備をしてください。

写真の様に外に出れない状況の場合があります。

もしかすると、キッチンでコップ、お皿などが落下し割れガラスの破片が飛び散って前に進めない場合や状況になるかもしれません。

いつでも外に出れる様に、サンダルや靴を部屋の中に持ってきておきましょう。

一番先に動線の確保をしておきましょう!

お風呂場に水を貯める

地震の際に断水になる場合があります。

断水になると困る事があります。

水が飲めなくなる・・・備蓄用で用意されている場合は心配はいりませんが、もしない場合はペットボトルなどに入れる

トイレ・・・トイレ使用後に水で流せなくなります。大きいペットボトルやポリタンクに入れる ※お風呂に残り湯がある場合、残り湯をトイレの水に代用しましょう

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地震がある程度収まったら

地震は1回で終わるとは限りません。

立て続けにやってきたり、1時間後、数時間後にまた発生する場合もあります。

自分の中で、精神的に落ち着いたら下記の行動をしましょう。

部屋の被害確認をする

部屋の中がどのようになっているか、一度落ち着いて確認をしましょう。

まずは、割れ物が無いかの確認をします。

その際、スリッパやサンダル、靴を履きながら確認をした方が良いです。

万が一、ガラスの破片等が散乱している場合、怪我をする恐れがあります。

テレビ付近も同様です。

また、軍手があれば装着しながら確認をしましょう。

確認をしている最中、無意識で片付けをしながら確認をしてしまう場合がありますので。

玄関までの「逃げ道動線」を再確保

落ち着いたら、家族全員がすんなり外に逃げれるよう、改めて動線確保をします。

トイレに行く動線も同時に確保しておきましょう。

水漏れが無いかの確認

水道、お風呂場、トイレの水漏れがないか確認をしましょう。

もし、水漏れがあった場合、水道の元栓を締めましょう。

また、マンション、賃貸で上の部屋からの水漏れが発生する場合があります。

天井から水が漏れていないかも確認してください。

ガスの元栓の確認

東日本大震災以降、我が家に設置している都市ガスの元栓は、大きい地震の際には自動でガスが止まるようになっています。

よって、ガスを復旧させる場合は自分で行います。

甚大な被害が出た場合は、自分での解除はできないかもしれませんが、復旧説明書通りに作業を進めてみましょう。

また、復旧前に部屋の中がガス臭い場合は、直ぐに窓を開け換気をしてください。

いつどこで、爆発するかわかりません。

換気後、ガス会社に連絡をしてください。

外の被害状況を確認する

部屋の中がとりあえず落ち着いたら、外に出て状況を確認します。

もしかしたら、隣の家が火事になっている場合もあります。

周りの状況を確認したら、住んでいる建物の被害を確認しましょう。

  • 外壁に損傷はないか?
  • 屋根に損傷はないか?
  • 地面が割れていないか?
  • 車は無事か?

もし、損傷があり片づけなければならない場合は、写真を撮った後に片付けをしましょう。

保険請求などができる場合に必ず役に立ちますので。

片づける前に、被害があった箇所を撮影する

地震保険・家財保険に加入している場合、片づける前に家財の被害を全て撮影します。

次に建物の外の被害を再度確認しながら、被害部分を撮影します。

保険請求できる場合、提出資料の1つになりますので大切に保存しておきましょう。

片付ける

部屋の中は散乱していなければ多少の労力ですみますが、散乱している状況ではどこから手を付ければいいかわかりません。

とりあえず、動線の確保をしてから片づけたい場所から手を出していけば宜しいかと思います。

またこの際、半年・1年以上使用していなかったり、見ていない雑誌・本は処分してみてはいかがでしょうか?

我が家も不使用、不必要なものは処分を一緒にしました。

このような時にしかできないものもあります。

エイ・ヤーの気持ちで断捨離を実践してみましょう!

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保険請求

建物、家財に関して保険請求ができる場合があります。

ご自分が加入している保険を確認しましょう。

そして、保険会社へ連絡をしましょう!

地震保険の申請

地震保険は、「地震、噴火、津波」による被害を補償します。

地震保険は、火災保険の特約として加入するもので、単独加入をすることができません。

※火災保険では「地震、噴火、津波」による被害は補償しません

建物

  • 火災保険の特約として加入できる
  • 契約できる保険金:主契約の火災保険金額の30~50%の範囲内
  • 支払限度額の上限:5,000万円
  • 補償される損害は、建物の損害の額が建物の時価の下記になった時
  • 支払われる保険金額(時価額)
    ・全損(50%以上)=100%
    ・大半損(40%以上~50%未満)=60%
    ・小半損(20%以上~40%未満)=30%
    ・一部損(3%以上~20%未満)=5%を限度として支払われる

家財

  • 火災保険の特約として加入できる
  • 契約できる保険金:1,000万円まで
  • 支払限度額の上限:500万円 ※火災保険金の1/2にあたります。
  • 支払われる保険金額(時価額)
    ・全損(80%以上)=100%
    ・大半損(60%以上~80%未満)=60%
    ・小半損(30%以上~60%未満)=30%
    ・一部損(10%以上~30%未満)=5%
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まとめ

地震は忘れたころにやってきます。

2021年2月13日にも大きな地震がきて大変でしたが、今回も前回以上の被害および大変でした。

片付けは一気に片づけたい気持ちはあるのですが、手がなかなかでません。

必要な箇所、物でなければゆっくり片付けるのも一つの手だと思います。

地震直後に必ずしていただきたいのは、逃げる道の確保を絶対にしてください!

倒壊の恐れがある場合、外にいち早く逃げる場合の1番の障害になります。

お金、物より人の命が一番大事です。

生きていれば何とかなると私は思っております!

事前に、家族で地震に対する話をしておくべきです。以前に記事を作成していますので合わせて読んでいただきたいと思います。

いつ地震がくるかわかりません!

もろもろの準備をしておきましょう。

いざ地震が来た時に対処ができます!

少しでも、この記事が役に立てれば幸いです。

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