保険の見直し、必要?「この保険、解約してもいいですか?」を読んで考えて行動した

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保険の料金は月にしてみたらそうではないが、死ぬまで掛けるとなると数百万円~一千万円にもなります。
これを夫婦で同様の掛け金を支払っていると中古マンションが購入できるほどの支払いをします。
私も保険の見直しをしなければと思っていましたが、なかなか手を付けることができませんでしたが、人間ドックの結果と「この保険、解約してもいいですか」を読んで、実際に見直しをしました。
書籍には「なるほど!」と思う箇所が多く納得させられ、いざ行動へ!と背中を押してくれる一冊でした。
今回紹介するにあたって、ネタバレになる感想が掲載されますので、書籍を楽しみにしている方は「実際に解約・減額した保険」までで読むのをお辞めくださいませ。
一緒にいらない保険探しをしましょう!

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なぜ保険の見直しをしたか

保険の見直しはライフプラン・ライフイベント、家族構成が変わる度に見直すのが一番いいです。
また、保険料をかけすぎではないかと思った時に見直すのもオススメです。
今回、保険料を見直した理由は「保障金額は必要か?保険料を払い過ぎているのでは?」と思ったのがきっかけでした。

我が家で入っている保険は?

我が家で入っている保険を全て証書を引っ張り出し確認しました。
なんと13個も保険に加入しているではないか!
年間の保険料は数十万円となっていました。

  1. 掛け捨て医療保険:びんぞうパパ、妻
  2. 積立終身保険:びんぞうパパ、妻
  3. がん保険:びんぞうパパ、妻
  4. 収入保障保険:びんぞうパパ
  5. 年金保険:びんぞうパパ
  6. 県民共済:子供
  7. 団体医療保険:子供
  8. 自動車任意保険
  9. 火災保険
  10. 地震保険
  11. 家財保険
  12. 個人賠償責任保険
  13. 自転車保険

被っている保険はないか?

全く同じ保険を別な保険会社で入っている場合や、保険会社によって保険商品の名前が異なるが保障は同じのような保険もあります。

「成人医療特約」と「がん保険」

全ての保険内容確認をしていたら、被っている保険がありました。
医療保険の特約として加入している「成人医療特約」は、「がん・心疾患・脳血管疾患・高血圧性疾患・糖尿病」など所定の生活習慣病で入院したときに入院給付金を受け取れる保険で、これとは別に「がん保険」にも別な保険会社で加入していました。 「がん」になれば保険金額が2倍支払われます!
しかし、そこまで保険金額が本当に必要か?

個人賠償責任保険

「個人賠償責任保険」はいたるところでこの文字を目にします。
個人賠償責任保険は「個人またはその家族が、日常生活で誤って他人にケガをさせてしまったり、他人のモノを壊してしまったりして、法律上の損害賠償責任を負った場合の損害を補償する」保険です。

賠償責任を負う確率が高いのは、子供が物を壊した、傷つけたが多いかと思います。その後に集合住宅であれば水漏れによる階下への保障になると思われます。

個人賠償責任保険は保険料が安いため「特約」で加入していることが多いです。
私も保険証書を確認したら「団体医療保険、火災保険、自動車任意保険」この3つの保険会社に加入していました。

生命保険とは異なり、個人賠償責任保険を違う保険会社で2ヵ所に加入していた場合、100万円の補償しなければならない時に、2ヵ所に入っているからといって2倍が支払われるわけではなく、A社:50万円、B社:50万円の合わせて100万円が支払われます。

無制限の保険会社に連絡し、「家族全員が対象か?」集合住宅であれば「階下への水漏れ等の賠償も対象か?」を確認してから他の保険会社を解約かなと思います。
二重三重の同じ保険は掛け損!

その保障額は本当に必要?

以前、妻が手術・入院した際に手術:20万円、入院1日:1万円×3日の合計23万円がでました。保険を20年以上掛けて初めての給付金!嬉しいものですね!って思ってたらダメですね!
まず、20年掛けた総額っていくら?その数パーセントしか出ていない。
病院に支払った金額は「手術・入院・食事代」で10万円程度。
高額医療のため健康保険なら所得にも異なりますが、一定の自己負担限度額を超えたら支払った金額が戻ります。

例:所得金額が210万円~600万円の場合、月8万円程度が限度額なため、支払った10万円-限度額の8万円で差額の2万円が戻ります。
※お住いによって限度額が異なります。

また、会社務めであれば健康保険組合によっては自己負担限度額が2万円や4万円の場合があります。もし、このような金額であれば、どんなに月の医療費がかかったとしても数万円の支払いだけですみます。

実際、今の会社の保険組合は数万円の限度額だったので、支払われた保険金はプラスになってしまいました。
ラッキー!と思っても、掛けていた総額保険料の数パーセントが戻ってきただけです。
本当にこの保険金額が必要か?

人間ドックの結果をみて

今回、人間ドックの結果を見て特に異常は見当たらなくいたって健康であり、妻に関しても目立った悪い箇所などは無かったため、いらない保障や掛け過ぎの保障を見直すことにしました。
年を取るにつれ医療費は増えますが、高額医療限度額もあることがわかったので減額・解約することも視野に入りました。

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「この保険、解約してもいいですか?」の要約

この保険、解約してもいいですか?は全9章から成り立っています。

第1章 どうして「保険は入るほど損」なのか?
第2章 私たちは、既に「最強の終身医療保険」に入っている
第3章 がん保険はどうする? 「病名別の保険は意味不明」
第4章 「入院で必要なのは治療費だけではない」けれども
第5章 「絶対、損しない」ように見える終身保険のカラクリ
第6章 「中途解約」をためらう理由を潰す
第7章 たった1本、入るべき保険とは何か?
第8章 「進学資金」という大義名分が、判断をゆがめる
第9章 保険解約でできたお金を、NISA・iDeCoで運用

この本を読んでと私の知っている知識を基に感想を伝えます。

第1章 どうして「保険は入るほど損」なのか?

この章では世帯主の死亡に備える、期間限定的な保険、おひとりさまの保険、賠償責任保険関する考え方を教えてくれます。

【個人感想】
①世帯主の死亡に備える

万が一、一家の大黒柱が亡くなって家族が路頭に迷わないために必要最低限の保障が必要。 
しかし、配偶者が世帯主と同様に働いているのなら必要がないと思った。

②期間限定的な保険
子供が就職するまでの期間中に大黒柱が亡くなり、学資が払えなくならないように収入保障保険は加入していてもいいのかなと思う。

③おひとりさまの保険
シングルの方は生命保険に入る必要はない!誰の為に保険金を残すのか?父母がいる場合、その保険金を貰って喜ぶか?

④賠償責任保険
保険とは万一の時に、必要な額を自分のお金で払うのは難しい場合に加入した方がよい。
事故で人を死に至らしめた場合に「億単位」のお金が必要になる。このような場合に必要なものが保険!

第2章 私たちは、既に「最強の終身医療保険」に入っている

この章では国の医療保険制度の「健康保険、国民健康保険」が最強の保険だということをわかりやすく教えてくれます。この機会に「健康保険、国民健康保険」がどのようなものかを勉強しましょう!
また「自分のお金」があれば保険は必要が無いということも教えてくれます。

【保険診療】

  • 現役世代は3割負担
  • 70歳以上では原則2割負担
  • 75歳以上では1割負担

【高額療養費制度】

月初からから月末まで、医療費が100万円かかった場合、年収400万円の人は自己負担額は87,430円!
それ以上はかかりません!
また、会社務めなら健康保険組合によって、自己負担額は更に下がっている場合があります。ご自分が加入している保険組合のHPやお勤めの人事部などに聞いてみましょう!

【保険で備えるのに向く3条件】

  1. めったに起きないこと
  2. 自己資金では対応できない大金が必要になること
  3. いつ起こるかわからないこと

第3章 がん保険はどうする? 「病名別の保険は意味不明」

この章では「がん保険」とは何か?そしてこの保険は本当に必要かを教えてくれます。

【個人感想】
健康保険、国民健康保険は高額治療費制度のおかげで、どんな病気でも、医療費の自己負担には上限があるので、だいたいの家庭が自己資金で対応ができるので保険の必要性を感じなかった。
また高度先進医療は「治す・治る・進行を止める」ではなく、個人差で効き目が違く「まだ効果が確認できていない実験段階の医療」とのこと!
その割には、健康保険適応外で高額な治療費がかかる。もし、万人に効くようであれば健康保険適応になっているとのことで先進医療保険の特約などは不必要に感じた。

第4章 「入院で必要なのは治療費だけではない」けれども

この章で一番勉強になったのは健康保険で「就業不能保険」も含まれているということでした。
病気やケガなどで連続して3日以上働けなくなった場合、それまでの収入3分の2に相当する金額(標準報酬月額を基準に計算)が、最長で1年半給付されるとのこと!
また、精神疾患でも支給される傷病手当金もあるとのこと。

【個人感想】

健康保険は就業不能保険でもあるため、民間の就業不能保険に加入する必要はなしと感じた。
※ただし、自営業者が入る国民健康保険にはない制度

第5章 「絶対、損しない」ように見える終身保険のカラクリ

この章では、終身保険のからくりを紹介しています。
我が家でも2種類の積立保険に加入しています。
終身保険と年金保険です。
年金保険は24歳、終身保険は28歳の時に加入し現在も続けています。

【個人感想】

・保険を購入した日からマイナスになるのが積立保険であることがわかった。最初は掛け捨てがほぼで積立の部分がほんの少しでビックリ!。保険屋さんは最後の満期受取額の事しか言わないく、積立の部分が最初は少ないなんて一言もいわれなかった。この本を読んだ時にはショックでした。よって短期で解約すると元本割れになります。

考え方的には、住宅ローンの「元利均等払い」と一緒です。最初は元金の返済が少なく利息の割合が多く支払っているのと同じ!

積立部分=元本返済
掛け捨て部分=利息 

積立の掛け捨て部分は保険屋さんの懐に入るので、積立保険は保険屋さんにとって最高のアイテムだった。
この本に掲載されている「終身保険」の仕組みの解説図をみると一発でわかります。

・米ドル建て終身保険受取の際、円安の時はお金が増える可能性があるが、円高の時にはお金が減る場合がある。
現在:154円だとし受け取る時に120円になっていた場合、円に換えた金額は15%ほど減ることになり、90円だと35%も減る計算となる。

保険の積立は「投資と保障」が一緒になっている商品で高額な保険料となっている。
「増やす・貯める」と「保障」は別物!一緒にしてはいけない事がわかった。

積立保険より、毎月1万円を新NISAでS&P500やオールカントリーに積み立てをした方がよっぽど増える!
仮に、S&P500に20歳~60歳まで毎月1万円の積立で年複利3%とすると、60歳の時には「9,195,142円」にもなります。積立元本は4,800,000万円で利息で4,395,142円も付くのです。
私が加入している保険は60歳まで(36年間)に支払う総額は「5,180,000円」で60歳の時に受け取れる金額は7,200,000円。悪い数字ではないのですが、上記の様にS&P500に積み立てを36年間していてたら9,250,000円・・・
当時は簡単に証券会社の口座を開くことはできず、またネットもほぼ使えなかった時代でしたから仕方がない。
今の20歳くらいからだと毎月1万円の積み立てで60歳までには10,000,000円近く貯めることができる時代になったと感じた。よって貯蓄は貯蓄、保障は保障、混ぜるな危険!(両学長の言葉を思い出しました。)

※あくまでも年複利3%と仮定しての計算です。世界情勢や自然災害等で下落・暴落も考えられることをお忘れなく。

第6章 「中途解約」をためらう理由を潰す

この章では、「中途解約のススメ」を教えてくれます。
積立保険の解約は入った時点でマイナススタート!保険を買うのなら保険!積み立てなら投資信託や積立定期預金で備えるべき。

【個人感想】

30年間積み立てしなければならない保険で、せっかく10年掛けてるのだからこのままかければマイナスになることはない!間違いではないが、これを毎月S&P500に投資をしていたら満期額以上になっている可能性がある。
これまた積み立てをするのなら、保険ではなく投資信託にした方がよっぽどいいと思った。
私はもう少し、この章を勉強してから積み立てを解約するか考えます。

第7章 たった1本、入るべき保険とは何か?

この章では、何故保険に入るのか?入らなければならない保険の説明をしています。
万が一、起きた時には大きなお金が必要となる。
それは3条件に当てはまる場合!
・めったにおきないこと
・自己資金では対応できない大金が必要となる
・いつおこるかわからない

世帯主の突然の死はこれを全て満たしています。

【個人感想】

この章を読んで必要と感じた保険は、子供がいる家庭で入る保険は世帯主の死亡に備える「収入保障保険」だけなんだと!よって、シングルの人は保険に入る必要はない!※持病等で入る必要がある人を除きます。
亡くなった時に、残された家族に必要なお金の総額はだんだん減っていくので、それを防ぐ為に「収入保障保険」が必要だった!
子供の年齢が0歳がMAXだとすると、22歳は0になる三角形の頂点から右下がりで、保険金がだんだん減る保障が必要で、子供が大学を卒業するまでかけるのがよいと思った。
これは我が家でも入っているて、子供が22歳までの掛け捨て保険です。

万一、世帯主が亡くなった時には厚生年金から「遺族年金」が給付されるので、足りない金額を保険で賄うのが良いと感じた。またこれは知らないうちに加入している「収入保障保険」の役割にもなっていた!

この他、詳しくお伝えすることができませんが、下記のようなこれから必要なことを教えてくれます。

 ・保険販売員を撤退させる言葉

 ・検討に値する数少ない保険の紹介

詳しい内容は本を読んでください。

第8章 「進学資金」という大義名分が、判断をゆがめる

この章では子供がいる家庭では必ずやってくる「進学」が保険会社にとって終身保険の次に美味しい保険だと教えてくれます。

【個人感想】

学資保険も終身保険同様、中途解約すると元本割れ商品で、満期になったとしても戻ってくるのは良くて数パーセント。それも、総額の数パーセントで複利になっていない!
さらに、返戻率が100%になった場合、満期になるまで返戻率が100%で満期になると100%をやっと超えるとのこと。
毎月10,000円を17年間、学資保険に加入していた場合、満期で212万円の保険金が支払われると差額が81,600円の利息が付き、満期金の保険料総額に対する払戻率は104%。
もしこの金額をS&P500に17年間積み立てをし3%の利息の場合、17年後の受取額は約2,510,000円です。
これは「複利の効果」が効いています。

急な入用で保険を解約の場合、10年近くは元本割れ!
もし投資信託に投資した場合、好調の時は目標金額達成したら解約し、定期預金に入れておいて学資準備金にした方が良いと思いました。
ただ、投資信託も不調の時もあるのでマイナスになることもあります。
しかし投資信託は「10年、15年」の投資期間の場合はマイナスになる確率がほぼ0に近いので、学資保険を積み立てるのであれば保険ではないですね!

第9章 保険解約でできたお金を、NISA・iDeCoで運用

この章では、保険解約をした後に手元に残った解約返戻金や毎月保険に支払っていた金額の新たな使い道の紹介をしています。

【個人感想】 

・これはやはり、新NISAでの運用をオススメしていました。
「インデックスファンド」への投資に今までの支払いを回すことにより、「万が一の準備金、資産形成」ができる。
インデックスファンドは「長期・積立・分散投資」が自然とできている商品・投資である。

・預貯金をして積み立てをするのもいいが、インフレの場合は預貯金残高が20年前と一緒でも物価高騰している場合預貯金の価格は下がっています。
20年前のチョコボールが50円だったとしたら現在は100円でしか購入できない。チョコボールの物価高は20年前に比べると2倍!
預貯金の価値は1/2までにはならないが価値は下がっています。
インフレに強い資産は、株や投資信託、有価証券、外国債券のような外貨建ての資産、不動産や金などの現物の資産。これらは、インフレに合わせて値上がりする傾向があるので、インフレ対策になります。

・私の考えは防衛資金を確保できたら、iDecoと新NISAに投資するのが一番良いと感じましたが、新NISA満額を埋める金額になかなか届かないので、まずは新NISAにて積立・成長枠投資を埋めていくのが良いと感じました。

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実際に「減額・解約」した保険

保険料を見直すにあたり「この保険、解約してもいいですか?」を読んで、更に人間ドックの結果を踏まえて保険を「減額・解約」しました。
また、その解約金と毎月の支払っていた保険料の使い道を紹介します。

金額変更・解約した保険

  • がん保険:解約/医療保険の特約で加入している「成人医療特約」で賄え、2倍もの保険金は必要ない びんぞうパパ
  • 掛け捨て医療保険の入院:減額/1日1万円を1日5千円にダウン びんぞうパパ、妻
  • 個人賠償責任保険:解約/複数に加入のため、1社残し

上記の解約・減額で月10,000円の保険料を下げることができました。
月10,000円でしょ!?って思うかもしれませんが、年間で考えれば120,000円です。
いままで、いらない保険にこんなにかけていたなんて。。。
でも、これが10年後に気づけば1,200,000円も捨てていることになります!

解約した保険金の受け取りの使い道

娘の教育資金の為に積み立てていた「学資保険」を3年前に解約し、当時あったジュニアNISAに入れました。
2024年4月17日現在、下記の状態です。

【解約した学資保険】

総額:1,090,000円支払って満期返戻金は1,200,000円で増えているのは110,000円。
当時上記、楽天・全米株式インデックス・ファンドに学資保険を解約した返戻金365,000円を入れていたら、評価損益200,000円超えです。
これがインデクスファンドの凄さなのか!?
毎月5,000円を学資保険にて支払っていた分を毎月別なインデックスファンドを買い付けています。

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まとめ

ファイナンシャルプランナーの私でも本業でない保険はわからない事ばかりです。
この本をよんで、本当に必要な保険がわかりました。
全員、同じ生命保険が必要な訳ではなく、家庭環境によって備える保険があることもわかりました。

子供がいたら、子供が学校を卒業するまでかかる保険が必要だったり、家族に障害者がいて世帯主が亡くなった場合、遺族年金と障害年金で足りない金額を補うために保険にはいるなど、ライフステージによって保険が必要なことがわかりました。

みなさんも加入している保険を見直し、本当に必要な保険かどうかを考えてみてください。
保険は保険、貯蓄は貯蓄で分けて運用しましょう!

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