東日本大震災を経験し、私たちは地震の恐ろしさを知りました。しかし、日常に戻ると、地震への備えを後回しにしてしまうことがあります。
震度4の揺れが日常的に起こるようになり、「またか」と感じることも多いでしょう。しかし、この「慣れ」が実はとても危険です。震度4の地震は、より大きな地震の前兆である可能性もあるのです。
地震の緊急速報が鳴った時、あなたはどのように行動しますか?
恐らく「またか」と思うのではありませんか?
しかし、この「またか」の裏には、大きな地震が来る可能性が潜んでいることを忘れてはいけません。
大きな地震が来たら、私たちの生活は一変します。
ガスや水が止まり、食料も不足するかもしれません。そんな時、あなたはどのように過ごしますか?
自宅・避難生活で困らないために、今からできることがあります。それは、防災用品を準備することです。
防災グッズには、水や食料、懐中電灯など、様々なものがあります。これらのグッズを準備しておくことで、いざという時に慌てずにすみます。
「まだ大丈夫」「いつかやればいい」と思っているあなたへ。
地震はいつ起こるかわかりません。今日、この瞬間から、防災の準備を始めましょう。
【具体的に始められること】
- 防災用品リストを作成する
- 必要な防災用品を少しずつ購入する
- 家族と避難経路を確認する
- 防災に関する情報を収集する
これらの行動を積み重ねることで、あなたは大切な人を守ることができます。
まずは必要最低限の防災用品を準備しましょう。
さらに「防災用品」、「非常食」ごとに分けている記事がありますので、こちらを参考にしてください。
最低限の10の防災用品を用意しよう
防災用品は、地震後の不安を解消し、安全に過ごすための「投資」です。
少しの手間で、大きな安心を得ることができます。
【防災用品を用意するメリット】
- 初期費用は少なくて済む:2万円程度で揃えられます。その後は、賞味期限や消費期限のものを交換するだけなので、年間1万円もかかりません。
- 手に入りやすい:スーパーやホームセンターはもちろん、100円ショップでも多くの防災用品が手に入ります。
- 地震後のストレスを軽減:地震が起きた後、慌てて必要なものを探す必要がなく、心の余裕が生まれます。
- 繰り返し起こる地震に備えられる:大きな地震の後には、余震が何度も起こることがあります。事前に準備しておけば、その度に慌てる必要はありません。
【防災用品を効果的に活用するために】
- 使いやすい場所に置く:いざという時にすぐに取り出せるよう、分かりやすい場所に防災用品を置きましょう。
①飲み水
水は、私たちが生きていく上でなくてはならないものです。
喉が渇いた時だけでなく、怪我をしたときの応急処置にも役立ちます。
500mlのペットボトル24本セットは、持ち運びやすく、必要な時に必要な量だけ使えるので便利です。
防災グッズとしてもオススメです。
価格帯:1,500円~3,000円
②軍手、使い捨て手袋
軍手は、割れた食器などを掃除するときや、重い家具を動かすときに大活躍します。滑り止めが付いていると、より安全に作業できます。
使い捨て手袋は、汚れたものを触るときに使うと、手を汚したり、病気に感染するのを防ぐことができます。
値段は、だいたい300円から1,000円くらいです。
③ティッシュペーパー
ポケットティッシュは、そのコンパクトさと手軽さから、私たちの生活を助けてくれる万能アイテムです。
鼻をかむのはもちろん、トイレのトラブル時のおしり拭きや、軽度の怪我をした際の応急処置など、幅広い用途があります。
街中のイベントやキャンペーンで無料で配布されることも多く、自宅に常備しておくと非常時にも役立ちます。また、企業の株主優待としていただくこともできます。
購入金額:0円~300円
④ハンカチ・バンダナ
突然のケガに備えて、ハンカチは万能アイテムです。傷口を直接覆ったり、出血を止めるために圧迫したりと、応急処置に幅広く活躍します。
包帯やガーゼも大切ですが、ハンカチがあればある程度の処置は可能です。かさばらないので、カバンに入れておけば安心です。
購入予算:100円~1,000円
⑤モバイルバッテリー
現代生活に欠かせないスマホやパソコン。
これらを充電するためのモバイルバッテリーは、多くの家庭に1台はありますよね。でも、普段使っているモバイルバッテリーは、スマホを数回充電できる程度の容量かもしれません。
大地震など、長期間電気が使えない状況になった場合、もっと大容量のバッテリーが必要になることがあります。
家族が多いご家庭や、車を持っているご家庭は、大容量で、できれば車のバッテリーも充電できるようなモバイルバッテリーがあると、いざという時に役立ちます。
購入予算:3,700円~10,000円
⑥電池式ランタン
地震などで電気が止まってしまうと、夜が真っ暗になり、心細く感じることもありますよね。そんな時に役立つのが、ランタンです。ロウソクは火災の危険性があるので、電池式や充電式のランタンを選びましょう。
ソーラーパネル式のランタンは、環境に優しいですが、天候に左右されるため、電池と併用できるタイプがおすすめです。懐中電灯は、特定の場所を照らすのに便利ですが、部屋全体を明るくしたい場合は、ランタンがあると安心です。
予算があれば、コールマンのマルチパネルランタンは「4分割に取り外せるパネルライト、USB充電ポート、」電源は単一型乾電池仕様です。
購入予算:1,000~15,000円
⑦ガスコンロ&ガス缶
大きな地震が起きた時、ガスが使えなくなることがあります。東日本大震災では、約20日間もガスが出ず、とても不便でした。
ガスコンロがあれば、お湯を沸かしたり、料理を作ったりと、日常生活に欠かせません。普段から予備のガス缶を少し持っておくと、いざという時に役立ちます。
購入予算:3,000円~5,000円
⑧食料(缶詰・インスタントラーメン・プロテイン)
災害に備えて、家族みんなで3日間は大丈夫なように、普段から食料を少し多めに用意しておきましょう。
缶詰やインスタントラーメンは、長期保存できるのが嬉しいですよね。自分が食べたいものを選んで、備蓄しておきましょう!
プロテインには体の組織を作るのに必要なタンパク質が多く含まれており、私たちが健康に過ごすために、とても大切な栄養素です。特に、子どもたちの成長には欠かせません。筋肉や骨を作るだけでなく、脳の発達にも大きく関わっているんですよ。
購入予算:100円~5,000円
⑨アルコールスプレー
ウイルスや細菌から身を守るために、アルコールスプレーは欠かせません。水が使えない場所でも手軽に手指を消毒できるので、とても便利です。
購入予算:100円~500円
⑩多機能ラジオ
震災後、停電になるとテレビが見られなくなるため、ラジオが頼りになります。特に、津波警報が出た際の正確な波の高さなどは、ラジオでしか知ることができません。
スマートフォンにもラジオアプリがありますが、バッテリーを気にせず情報を得たい場合は、小型ラジオや手回しラジオがあると便利です。これらのラジオは、インターネットの情報よりも確実な最新情報を提供してくれます。
購入予算:3,000円~5,000円
まとめ
いつくるかわからないのが地震です!
天気予報の様に、明日地震が来る確率は〇〇%です!なんて地震予報はありません。必要最低限の防災用品を用意しておくと、いざという時に安心があります。災害・震災直後、販売するかわからないお店の長蛇の列に並ぶこともしなくてすみます。
災害の時こそ、「心のゆとり」が必要です。
最低限の準備をし、自分にあった必要な物を足しましょう。
災害が来てから遅いですよ!
もし、震災が来た時は「事前の対策・行動」、「地震発生直後の行動」をご確認ください。