集合住宅の水回りは排水口から嫌な臭いがする時があります。特に築年数が古ければ古いほど臭いがする確率は多くなります。
特に、雨が降ってる日、風が強い日は臭いがする確率が増えます。
市販されている「パイプユニッシュ」などを使用しますが、一時的な効果しかなく継続はしません。
管理組合で排水口清掃業者に依頼をしても、専有の排水口までの清掃で共有排水口までの洗浄ではありませんでした。
こうなると、全ての排水口を取り替えることしかできないそうです。
所有者がやれることは排水口と部屋の隙間を埋めることで臭いを抑えることができるとのことでしたので、洗面台の下の配水管に「パテ(粘土)」を早々に取り付けてみました。
事前確認・準備
我が家の洗面台下は写真のとおりで、真ん中に「S字」のトラップがあります。
そして、1枚の板を挟んで排水口とつながっています。
粘土を取り付ける前に、この「S字」ストラップを清掃することをオススメします。パイプユニッシュなどの洗剤では落としきれないゴミやヌメリがありますので、取り外して清掃しましょう。
以前、S字ストラップを外して掃除をした記事があるのでこちらを参考にしてください。
排水管用取り付けパテ(粘土)
今回使用するパテは「非硬化性配管パテ」です。非硬化性のパテは失敗した時にやり直すことが何度でもできます。よって、「硬化性パテ」の使用はしないでください。失敗したり、排水管清掃をする時に取り外すことが困難になります。
こちらは、ホームセンターで売っている100円程度の物です。200gですが、実際に使うのは30~50gです。
Amazonでも100円ちょっとで購入ができます。
排水管を見てみよう
洗面台の床の下の正方形の板を外してみます。
真中の排水管の下のグレーの防臭ゴムの劣化が無いか確認をします。
次に、防臭ゴムが浮きだっていないか確認します。風が強い日は排水管を通して風が上に上がってきます。その勢いで防臭ゴムが上に押し上げられて防臭ゴムに隙間ができる場合があります。
もし、隙間があれば防臭ゴムを下まで押して隙間を無くすようにしてください。臭いや虫が上がって来ない対策にもなります。
パテの取り付け
先にも述べましたが、パテはそんなに使用しません。余っても使い道はさほどないので必要な量を購入してください。
パテを取り丸めて伸ばします
パテを適量に取ります。足りなければまた作ればいいのです。
適量のパテを取り丸めます。
みみずのように細くします
パテの取り付け
細長くしたパテを防臭ゴムとトラップ管の間に取り付けます。
実際、蓋をすれば見えない箇所なので見栄えは気にしなくてもOKです。
隙間を無くすように取り付けてください。
上水管にもパテを取り付け
上水管にもパテを取り付けて隙間を無くします。こちらは、物を置く場所でもあるので、ある程度綺麗に取り付けた方が宜しいかと思います。
出来る限り隙間を埋める
トラップ管、上水管を埋め、その他に隙間があればパテで取り付けたり、埋めてください。非硬化性なので、間違ったり、不必要になれば簡単に取り外せます。
これで隙間から上がってくる臭いはシャットダウンができました。
やらないよりはやりましょう!
臭い物には蓋をしろ!とは言いますが、隙間から発生する臭いはなかなかシャットダウンできません。しかし、このパテを使えば簡単に取り付けることが可能で、取り外すことも簡単にできます。
パテはホームセンターで100円前後で購入できます。
また、補強にもなるのでぐらついていたりする箇所に取り付け固定することもできます。
隙間が空いていたら、そこから「虫」が侵入することもあります!虫が侵入しないようにパテで隙間を埋めましょう。
臭いは体調にも影響を与えますので、まずは100円で対策をしてみてはいかがですか!?