【簡単】万年青(オモト)の植え替え方~愛情があれば花も咲く~

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日常生活の中で

我が家の万年青を見てみると、

あれ、枯れている・・・

このままでは全株枯れてしまうのではないかと心配し、植え替えを行うことにしました。

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万年青(おもと)とは

万年青(オモト)は、その名前の通り、一年を通して青々とした葉を茂らせる丈夫な植物です。
葉の美しさから、古くから「長寿」や「健康」の象徴として親しまれてきました。

日本と中国が原産の多年草で、30~60cmほどの高さに成長します。

面白いことに、万年青にはこんな歴史があります。
1590年、徳川家康が江戸に移る際、3つの鉢の万年青を贈られたそうです。その後、江戸幕府が栄えたことから、日本では引っ越し祝いに万年青を贈る風習が根付いたと言われています。
万年青を贈ることで、新しい住まいに幸福が訪れるようにとの願いを込めたのでしょう。

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我が家の万年青さん

我が家の万年青さんは、引っ越してきた時からずっと一緒にいる家族のような存在なんです。もう15年以上も!

昔は根腐れで葉っぱが一枚しか残らないほど危ない状態になったこともあったんですが、何度も植え替えを繰り返してここまで復活しました。

最近、下の葉っぱが枯れてきたので、植え替えの時期かなと思って、鉢から出してみることにします。

万年青の植え替え時期は3月~5月、9月~10月が良いので、今がちょうど良いタイミングです。

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万年青の植え替えをしよう!

土や軽石を準備して植え替えをしましょう。

万年青を鉢から取り出す

万年青の植え替えを始めます。
まず、鉢から出して水苔を全て取り除きましょう。
その後、根についた土をある程度落とします。
鉢を横にして倒すと、万年青の株が鉢からスムーズに取り出せます。

この際、枯れて茶色くなっている葉が2枚あったので、手で優しくつまんで取り除きました。
簡単にポロリと取れました。

根の洗浄

我が家のベランダには水道が無いので、ダイソーで購入したウォーターサーバー(330円)と娘のジョウロを借りて洗浄。

写真は2回くらい洗った根になります。

せっかくなので、できるだけ綺麗にしてあげます。

せっかくなので、鉢も綺麗にします。

部屋が綺麗になりました!

根を剪定します

根が長くなっていたので、剪定します。
剪定し過ぎは要注意です。もともとあった量の半分以上残した方が良いと思います。
また、茶色く水を含んだ根や、スカスカになった根をピンセットなどで優しく丁寧に取り除きます。

鉢底石を敷く

鉢底石は軽石を敷きます。
鉢底石を敷く理由は、土の排水性や通気性をよくする働きがあり、根腐れの予防にも効果があります。
鉢やプランターに植物を植え付ける時は、ほとんどの場合に使用されます。

鉢の高さの1/4位まで軽石を敷きます。

鉢底石は、鉢の中に水が溜まるのを防ぎ、空気の通り道をたくさん作る役割をします。これにより、植物の根が十分な酸素を吸い込むことができ、根腐れを防ぎます。結果、植物は健康に育つことができるのです。

軽石にはガラスを膨らませて作った人工の軽石もあり、洗えば何度でも使えます。

土を入れる

万年青に使用する土は観葉植物の土を入れます。

万年青を入れるので、鉢の半分より少し下の位置まで、新しい土を入れます。

    1. 鉢に万年青を植え付け、根の部分を土で覆います
    2. 土を入れたら、鉢を軽くたたいて、根と土の間に隙間ができないようにします
    3. その後、土を優しく押さえて、植物を安定させます
    4. 土を入れると、少し土が落ち着くので、また土を追加して同じ作業を繰り返します。根と茎が少し隠れる程度まで土を入れます
    5. 最後に水苔を敷き詰める為に上部を空けておき、お水をいっぱい上げます!(ここ重要!)
      この時水をあげるのは、更に根と土の間の隙間を無くすのと万年青を固定する為です。

    水苔を敷き詰める

    最後に、水苔を敷いて仕上げます。
    水苔は、植物の根っこを優しく包み込む、とても優秀な素材なんです。
    水をたっぷり含んでくれるので、植物が乾燥しにくく、また、空気をたくさん通すので根腐れを防ぐ効果も期待できます。さらに、ふわふわとした柔らかい素材なので、根を傷つける心配もありません。

    昔は、怪我をしたときに使う薬としても使われていたくらい、安全で殺菌効果の高い素材なんですよ。
    お値段も手頃なので、ぜひ一度試してみてくださいね。
    使う前に、水で戻してふっくらとさせてから使うと、より効果的です。

    水で戻した水苔を軽く握って、手で水がしたたり落ちなくなるまで水分を切ります。

    写真のように、全体に水苔を押しながら敷きます。

    植え替え完成

    これで万年青の植え替えが終了です!

    枯れていた葉を取り除き、鉢も二回り大きい5Lサイズに変更!
    これで更に大きい万年青さんになってくれることを祈ります!

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    万年青の水やり

    万年青の水やりの頻度は、季節や生育状況によって異なります。

    一般的な水やりの目安

    • 春と秋(生長期): 土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと与えます
    • 夏(休眠期): 土の表面が乾いてから2~3日後に与えます ※梅雨時は特に控えめに
    • 冬(休眠期): 土の表面が乾いてから2~3日後に与えます

    ポイント

    • 根腐れしやすい植物なので、水やりは控えめにすることが大切です
    • 鉢底に溜まった水はこまめに捨てるようにしましょう
    • 葉水も定期的に行うと、葉の美しさを保てます

    季節ごとの注意点

    • 春と秋:生育が盛んな時期なので、水やりをしっかりと行います
    • 夏:高温多湿な環境は根腐れの原因となるため、水やりは控えめにし、風通しの良い場所に置きます
    • 冬::寒さで根が傷みやすいため、水やりは控えめにして、暖かい場所で管理します
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    万年青に花が咲く

    2022年5月に植え替えをした後に花が咲きました。

    植替えをした数日後、新しい葉かなと思っていたらなんと蕾が!
    蕾から花が咲くまではおよそ1か月以上かかりました。
    受粉をしなかったので実がなることはありませんでしたが、花が咲くまでの成長記録です。

    オモトは我が家に来て15年。
    一時は、葉っぱが1枚までになり現在でも成長を続けています。
    我が子の様にかわいいです!
    今度、花が咲いたら受粉を試みたいと思います。

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    葉っぱが枯れてきたら

    花が咲く時期になると、葉が茶色くなって枯れてしまうのは、植物が花を咲かせるために多くの栄養を使うためだと思われます。
    そのため、葉に十分な栄養が行き渡らず、枯れてしまうことがあります。
    枯れた葉は、植物の成長の妨げになるため、こまめに取り除いてあげましょう。

    手前の2枚と奥の2枚の葉が変色をしているので、これを取り除きます。

    上の写真を見てもらうと、変色した葉の下の部分が裂けています。
    色が変色する原因は、新しい葉ができると外の葉の根元が耐え切れずに裂けてしまうようです。
    枯れた葉をそのままにしていても全体が枯れるわけではなく、時が経つと自然と葉が落ちるそうです。
    私は万年青の青々とした状態で見たいので、枯れた葉を取り除きます。

    せっかくなので取り除き、株と根を綺麗にします。

    枯れた葉を取り除くとちょっとスッキリしました。
    真中から新しい葉が育ってます。

    2024年4月20日 植え替え

    数枚、葉が枯れ、鉢もそろそろ大きくしたいと思いましたので植え替えをしました。

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    まとめ

    春から秋にかけては、だいたい2~3日に1回水をあげれば十分です。でも、鉢を持ち上げてみて『軽いな』と感じたら、もうちょっと水を欲しがっているサインなので、水をあげてあげましょう。

    水やりをする時は、じょうろで上から水を注ぐよりも、潅水(かんすい)という方法がおすすめです。
    バケツに水を張って、そこに植木鉢をドボンと浸けるだけ。そうすることで、土全体にまんべんなく水が行き渡って、根っこも喜ぶんですよ。

    冬は万年青が休んでいる時期なので、5~7日に1回くらいに減らしてあげましょう。

    新しい土に植え替えた万年青さん、気持ちよく育ってくれます!
    また、植物は声をかけてあげると更に元気になると言われているので、毎日話しかけてあげようと思います!

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