燻製づくりは難しく、煙がモクモクで周りに迷惑をかけるから家ではできないと思っている方は必見です!
実はそんなに難しくもなく、煙もモクモクする訳ではありません!
さらに、私が紹介する「簡単ずぼら燻製」は初心者でも簡単にできる「片手間燻製」です!
もちろん、時間がかかる燻製や手間のかかる燻製もありますが、それはプロに任せましょう!
私の自宅燻製のほとんどは「お酒のおつまみ」になる物ばかりです。
- ピーナッツ
- かにかま
- チーズ
- 枝豆
- たまご
- ソーセージ
- 鶏むね肉
- たこ
どれも、簡単に短時間で作れます。
用具さえ揃えてしまえば週末は楽しい燻製づくりができます!
燻製を作るには用具が必要
燻製づくりに必要なのは「食材と用具」です。
高額な用具もありますが、100円均一でも購入できるものもありますので、上手く用具を揃えましょう!
燻製ポット
私が使っているのは「SOTOスモークポット」
陶器製なので食材に熱をしっかり伝えつつ、滞留する燻煙であっという間に燻製が仕上がります。
IH対応のポットも発売されているみたいです。
ガスコンロ
ご自宅にあるガスコンロで十分です。
ガスボンベ足りなくならないように用意をしておきましょう。
スモークチップス
燻製をする際に一番重要な「スモークチップス」です。
食材によって、チップを変える事により、食材のうまみを最大限に引き出すアイテムでもあります。
- サクラ:最もポピュラーな素材。薫香が強いため、匂いの強い肉類に向いている。淡白な魚や取り肉にはあまり向かない
- ヒッコリー:爽やかな香りが特徴で、全ての食材と相性が良い。初心者におすすめ!
- クルミ:ヒッコリーと同様でオールラウンドで使用できる。特にチーズがおすすめ
- ナラ:少し渋みがあるが、薫香は意外とすっきりしており、魚介類と相性が良い
- リンゴ:鶏肉など淡白でクセのない食材と相性が良い
- ホワイトオーク:ウイスキー樽を削ったチップでウイスキーの匂いが楽しめる。大人の味に変身
食材干しネット
燻製をする前に食材を乾かしたり、燻製後に余熱を取るのに使います。
これは、セリアで購入した「多目的ネット2段」です。
同様の物をホームセンターなどで購入すると、100円では購入できません!
100円均一で購入できる物は安く済ませ、食材にお金を使いましょう!
消耗品
燻製づくりに必要な消耗品です。
- 軍手:燻製ポットの中の灰を取る際に使いますので、滑り止めが付いてない方がいいです
- 割りばし:燻製した食材を取ったり、ポットの灰を取る時に使いますので2本程度用意しましょう
- クッキングペーパー:燻製をすると食材が汗をかいたりしますので、クッキングペーパーで拭きます
- ゴミ袋:燻製後に「灰・割りばし・クッキングペーパー」などを捨てるのに使います。そのまま捨ててしまうと燻製の匂いが付いているので、部屋の中が燻製臭くなってしまいますので、縛ってから捨てましょう
コンロ用防風板
風が強い時に、コンロの周りに置くと風よけとなり安定して火が使用できます。
無いよりはあった方が良いかなと思います。
失敗を恐れるな!
自宅燻製は「販売目的」ではないので失敗をしてもいいのです!
自分が楽しみながら作れればいいのです!
実は意外と失敗しても大丈夫なのが燻製でもあります。
失敗をしたからこそ「美味しくなる場合」もあるのが燻製です!
食材によっては「失敗」が致命傷になる場合もありますが、それも勉強です。
レシピ通りに作っても「天気や気温、湿気」によって「作業時間、味や硬さ、匂いの付き具合」も全て変わります。
よって、同じ味にならない場合が多々あります。
それも、自家製の燻製ならではです!
冬の燻製はやめましょう
冬の燻製はおすすめしません。
外気が寒い分、スモークポットも温まる時間が長くなり、待っている時も寒いです。
更に、乾燥させることができません。
香りづけをするのに一番大切な工程ができないので冬は諦めましょう。
逆に、夏は外気が暑い分、スモークポットの温まる時間が短縮されるので、全ての工程が短縮されます。
ただ、暑いので待ち時間に倒れないように気を付けてください。
カニカマ燻製を作ろう!
準備が整ったら「カニカマ」燻製を作る作業に入りましょう!
【作業工程】
- カニカマを乾燥させる
- 燻製の準備をする
- 燻製をする
- 余熱を冷ます
- 冷蔵庫にしまう
- 後片付け
燻製を作るのに必要工程は6工程だけです。
カニカマを乾燥させる
カニカマは水分が多分にあるので、燻製をする際には乾燥させてからになります。
表面に水分が残っていると酸味が出てしまったり、美味しくなくなるります。
また、乾燥させる一番の理由としては「匂い」を付けやすくする為でもあります。
乾かす時間は食材にもよりますが、30~60分程度の放置プレイです!
この間は、お風呂に入るもよし、掃除をするのもよし!ゲームをするのも良し!自分の時間にしましょう。
私の乾かす時間は「見たり、触ってみたり」して「そろそろいいかな~」と思った時です。
まさに、適当です!
ネットの中に入れておけば虫も来ません!
この多目的ネットは凄く重宝しています。
燻製の準備をする
ガスコンロにカセットを入れ、スモークポットを設置したら、燻製チップを軽く一握りを入れます。
今回は「ホワイトオーク」で大人仕様にしてみます。
チップを入れたら、網をしきます。
ここで一番重要な作業です!
窓を全部閉めます!
燻製中はポットの隙間から煙が出ます。
部屋の中に入らないようにしましょう!
燻製をする
乾燥させたカニカマを網にしきます。
そして蓋をし、温度計を刺して火を強火にします。
一応、タイマーを設置した方が目安にもなります。
- 強火にします
- 1分40秒~2分30秒 70度~80度になったら中火にします
- 2分40秒~3分 110度~120度になったら火を消します
- 火を消してから3分間放置後、蓋を開けたら出来上がり!
蓋を開けると煙が若干出ます。
燻製の良い匂いがします。
よって、もし部屋の窓を開けていたら「閉め切ってから蓋を開けて」くださいね!
余熱を冷ます
網からカニカマを取り出します。
表、裏とも良色になっています。
多目的ネットを使用し余熱を冷ましましょう。
冷蔵庫にしまう
余熱を取ったら、タッパやZipioc(ジップロック)など、密閉できる容器等に入れましょう。
匂いが気になる場合はカニカマと蓋の間にラップを敷いてみてください。ラップと蓋の二重で外への匂いが軽減できます。
匂いが漏れると冷蔵庫が臭くなります。
後片付け
スモークポットは熱いです!
やけどをする恐れがあるので、冷ましてから灰を取りましょう。
また、次の燻製をするのであれば、ちょっと冷めたら軍手を使い中の灰を取り出し新しい燻製づくりをします。
中の灰もまだ火種になっている場合があるので必ず目視をしてから捨てるようにしてください。
不安であれば、水に漬けるなどの作業をしていただければ安心です。
燻製の動画
時間が経つと、より美味しくなります
燻製をした直後より、時間が経った方が更に美味しく召し上がれます。
燻製直後は余計な水分などがあり、あまり美味しくありません。
余熱を取り、冷蔵庫で寝かせる事で味が落ち着きます。
カニカマの食べごろは冷蔵庫で3、4日寝かせると更に燻製の味が引締まり、カニカマだけどこれが知っているカニカマ!?と思うくらいの別な味になります。
ビールでも良し、日本酒、ワイン、焼酎なんでも楽しめます!
私はカニカマ燻製する際は40本くらい作り、毎日の晩酌を楽しんでいます。
まとめ
用具と食材を揃えてしまえば、いたって簡単に作れます。
また、適当に作っているのに美味しく作れてしまうのが燻製です!
燻製している時間は、イスに座って本を読んだり、スマホをいじっていると勝手に出来上がります。
多少、失敗してもそれもいい味になったりします!
2、3回燻製をするとコツが直ぐにわかると思います。
お店で食べたらカニカマ10本食べたら1,000円以上しますよ!
簡単ずぼら燻製を是非チャレンジしてください。