AFP・CFP資格は、取得した後も定められた継続教育を受け、資格更新の手続きを行う必要があります。AFP・CFP認定者は、2年ごとの更新までに必要な継続教育単位を取得しなければなりません。
筆者の様に「更新期限が迫っているのに単位が足りない」「費用をできるだけ抑えたい」「オンラインで手早く完了させたい」と悩む方も多いのではないでしょうか。
本記事では、ファイナンシャルプランナーのAFP・CFP資格更新に必要な継続教育単位の要件、主な取得方法、通信講座を選ぶ際のポイント、そしてFP協会への申請の仕方までを詳しく解説します。
期限直前に慌てないためにも、単位取得から申請、証明書の保管までを一連の流れとして確認しましょう。

AFP・CFP資格の更新に必要な継続教育単位とは
日本FP協会のAFP・CFP資格を維持するには、認定者ごとに定められた継続教育期間内に、単位数と課目数の両方の条件を満たし、更新手続きを完了させる必要があります。単位だけを満たしていても、必須課目や課目数が不足していれば更新要件を満たしません。
AFP資格更新の要件
AFP認定者が資格更新を行うには、原則として次の要件をすべて満たす必要があります。
- 継続教育単位を15単位以上取得していること
- 「FP実務と倫理」1単位以上を含め、3課目以上を履修していること
- 継続教育研修受講証明書などの証明書類を自身で管理していること
- 定められた継続教育期間内に更新手続きを行うこと
AFPの更新では、「FP実務と倫理」が必須です。さらに、倫理以外にも異なる2課目以上を組み合わせ、合計3課目以上にする必要があります。単位数だけでなく、選んだ講座の認定課目まで確認しましょう。
CFP資格更新の要件
CFP認定者は、AFPより多い30単位以上の取得が必要です。必須課目は「FP実務と倫理」2単位以上を含む3課目以上となります。なお、2028年4月1日以降に始まる継続教育期間からは、CFPの「FP実務と倫理」の必須単位数が3単位以上へ変更予定です。CFP認定者は、自身の継続教育期間と最新の制度をMyページで確認してください。
| 資格 | 必要単位数 | 必須課目 | 必要課目数 |
|---|---|---|---|
| AFP | 15単位以上 | FP実務と倫理:1単位以上 | FP実務と倫理を含む3課目以上 |
| CFP | 30単位以上 | FP実務と倫理:2単位以上 | FP実務と倫理を含む3課目以上 |
継続教育期間と証明書の保管に注意
継続教育期間は認定者ごとに異なります。まずは日本FP協会のMyページで、更新期限と現在の単位取得状況を確認してください。余分に取得した単位を次回の継続教育期間へ持ち越すことはできません。
また、認定教育機関の講座を修了した場合は、継続教育研修受講証明書などを受講日から少なくとも3年間保管する必要があります。PDFでダウンロードできる場合は、端末保存に加えてクラウドや紙でも保管しておくと安心です。
継続教育単位を取得する主な方法
ファイナンシャルプランナーが継続教育単位を取得する方法は、研修の受講だけではありません。日本FP協会では、研修受講、執筆、講師活動、承認されたスタディ・グループでの勉強会など、複数の方法を認めています。ただし、AFP更新を急ぐ場合は、必要な単位数と課目数をまとめて設計しやすい研修受講が現実的です。
協会のテスト・セミナーで取得する方法
- FPジャーナル継続教育テスト
- FP実務と倫理テスト
- 協会ブロック・支部主催の継続教育研修会
- FPフェアの講演
- その他、協会が認める研修
これらには、修了後に単位が協会へ自動記録されるものがあります。一方で、受講日程が決まっていたり、複数回の受講が必要になったりする場合もあります。時間に余裕がある方や、対面で学びたい方に向いています。
通信・eラーニング講座で取得する方法
更新期限が近い場合に検討しやすいのが、認定教育機関が提供する通信講座やeラーニングです。申込み後、すぐに教材やテストに取り組める講座もあり、パックを選べばAFPの15単位、CFPの30単位に必要な課目をまとめて受講できます。スマートフォンやPCで進められるため、通勤時間や休憩時間を活用できる点もメリットです。
ただし、認定教育機関の講座は、修了しただけでは単位が自動記録されない場合があります。受講証明書を取得し、自分でFP協会のMyページから単位申請を行うことが重要です。
締め切り間近の人が通信講座を選ぶ際の3つの確認ポイント
- 必要単位数と課目数を満たすパックか
AFPなら15単位以上、FP実務と倫理を含む3課目以上が必要です。単位数だけで選ばず、認定課目の内訳まで確認してください。 - 修了条件と利用期間は何か
確認問題・修了テストの合格が必要な講座もあります。再テストの可否、利用期限、証明書の発行条件を事前に確認しましょう。 - 単位申請の方法を把握しているか
承認番号、受講年月日、受講証明書が必要になるケースがあります。修了直後に申請できるよう、必要書類を保存してください。
AFP継続教育で検討しやすい認定教育機関2社
「FP 継続教育研修」と検索すると多くの講座が見つかるため、どこを選べばよいか迷う方もいるでしょう。ここでは、オンライン受講を希望する方が比較しやすい、「資格対策ドットコム」と「エフピー研究所」を紹介します。
受講料や講座内容、単位数、修了条件は変更される場合があるため、申込み前には必ず各社の公式サイトで最新情報を確認してください。
資格対策ドットコムの特徴
資格対策ドットコムでは、AFP・CFPの資格更新に必要な単位・課目をまとめて取得しやすいFP資格継続教育パックが用意されています。パックは複数の講座を組み合わせた構成で、FP実務と倫理を含む課目設計を選択できます。
公開情報では、AFP向けに15単位以上となるパックがあり、スマートフォン・PCで受講できます。
- 価格はAFPパック(15~18.5単位)/2,640円(税込)・CFPパック(30~34単位)/3,080円(税込)
※価格は2026年9月21日現在 - 必要単位と課目をまとめて設計しやすい
- オンラインで受講でき、すき間時間を使いやすい
- 修了後に継続教育研修受講証明書を発行できる
- 講座ごとに確認問題やテストの内容・回数が異なるため、申込前の確認が必要
筆者が受講したパックでは、3課目を受講し、各科目5問の三択テストで4問以上正解すると修了という形式でした。不合格の場合でも、解説を確認して再テストに取り組めたため、理解を補いながら進められました。これは筆者の受講時点の体験であり、最新の条件は公式ページを確認してください。
エフピー研究所の特徴
エフピー研究所が運営するインターネット継続講座も、AFP・CFPの継続教育単位をオンラインで取得したい方の選択肢です。自宅で受講を完結させたい方、費用を抑えながら必要単位を取得したい方に向いています。
- 価格はAFPパック(15単位)/2,530円(税込)・CFPパック(30単位)/2,970円(税込)
※価格は2026年9月21日現在 - PC・スマートフォンなどを利用して自宅で受講できる
- AFP・CFP更新に必要な単位をまとめて学べる講座がある
- 教材内容や問題形式を確認しながら、自分に合う講座を選べる
筆者は前回の継続教育でエフピー研究所を利用し、問題なくAFP資格を更新できました。受講料重視の方は有力な候補ですが、「最安値」といった断定は価格改定やキャンペーンによって変動するため避け、申込時点の料金と条件を比較することをおすすめします。
2社の比較表(AFPの場合)
| 比較項目 | 資格対策ドットコム | エフピー研究所 |
|---|---|---|
| 受講スタイル | オンライン中心 | インターネット講座を用意 |
| AFP向けの受講料例 | 2,640円(税込)のパック例 | 2,530円(税込)の案内例 |
| 筆者受講時の問題数 | 3科目×5問 | 5科目×6問 |
| 筆者受講時の問題形式 | 三択式 | 穴埋め選択式 |
| 筆者受講時の合格基準 | 5問中4問以上正解 | 全問正解 |
| 単位申請 | 原則として自身で申請 | 原則として自身で申請 |
※受講料・問題数・合格基準は、講座・パック・受講時期によって異なる可能性があります。表内の筆者受講時情報は体験談として掲載しています。
筆者が資格対策ドットコムを選んだ理由
筆者は前回エフピー研究所を利用しましたが、今回は気分転換も兼ねて資格対策ドットコムを選びました。受講料の差は小さく、問題形式や採点画面の見やすさ、復習のしやすさを重視したことが理由です。
実際に受講して感じたメリットは、次のとおりです。
- 筆者が比較した範囲では問題数が少なく、取り組みやすかった
- 5問中4問以上正解で合格となる形式だった
- 採点画面で誤答箇所と解説を確認でき、その後に再テストができた
一度目のテストでは40点で不合格でしたが、採点画面の解説を確認して再受験し、修了できました。時間がないときほど、結果だけを見るのではなく、誤答の理由を解説で確認することが大切です。
資格対策ドットコムの申込みから受講開始までの流れ
以下は、筆者が行った申込みの流れです。画面表示や入力項目は変更される可能性があるため、実際の案内に従って手続きを進めてください。
1.資格対策ドットコムのFP資格継続教育パックの案内ページを開き申し込みをクリックします。

2.受講の流れを確認し、年齢確認にチェックを入れて申込みへ進みます。

3.利用規約等を確認し、同意します。

4.確認用のメールアドレスを入力し、確認メールを送信します。

5.メールで届いた確認コードを入力して送信します。

6.氏名、連絡先、勤務先または学校、希望する受講プラン、開始日、決済情報などを入力します。
勤務先を入力しなくても大丈夫でしたので、入力したくない方は省略で大丈夫です。

7.内容を確認し、登録完了のお知らせが届いたら受講を開始します。
勤務先・学校情報の扱いや支払方法などは、申込画面の説明を確認してください。特に受講プランは、AFPの15単位・3課目の条件を満たす構成かを見落とさないようにしましょう。
継続教育を修了し、受講証明書を保存する手順
1.受講したいテキスト・講座を選択します。
2.教材を読み、内容を確認します。
3.目次の最後にある修了テストへ進みます。
4.採点結果を確認します。不合格の場合は、誤答箇所と解説を必ず確認します。

5.理解できたら再テストを受けます。
6.残りの科目も同様に受講・修了します。
ステータスが「未受講」(青色)はまだ終了していない目印になるので、クリックして受講します。

未受講を受講し合格すると、下記の様に終了(赤色)になり、全部の口座を終了させます。

7.すべての対象科目を修了したら、緑枠の「継続教育研修受講証明書」をクリックするとダウンロードができます。

8.PDFの証明書を保存し、受講日から少なくとも3年間保管します。
証明書には、FP協会への単位申請で使用する承認番号が記載されています。ダウンロードだけで満足せず、ファイル名に受講日・講座名を入れるなどして、後から探しやすい状態にしておくと便利です。
FP協会への申請の仕方|Myページで取得単位を登録する
認定教育機関の継続教育研修を修了した後は、FP協会のMyページから単位申請を行います。承認番号がある講座では、受講証明書を手元に用意しておくとスムーズです。
申請前に準備するもの
- 継続教育研修受講証明書
- 証明書に記載された承認番号
- 受講・修了年月日
- Myページのログイン情報
単位申請の手順
1.FP協会のMyページにログインします。
2.メニューから「取得単位の記録と確認/更新手続」を開きます。

3.「単位申請をする」を選択します。

4.承認番号のある研修の受講を選び、受講証明書の承認番号を入力して確認します。

5.表示された講座内容と単位数を確認し、受講年月日を入力します。

6.申請内容に誤りがなければ申請を完了します。

7.複数の科目を受講した場合は、残りの科目も順番に登録します。

申請後の確認ポイント
申請直後は、単位や資格更新条件がすぐに反映されない場合があります。Myページの「取得単位の記録と確認/更新手続」で、AFPなら15単位以上、FP実務と倫理を含む3課目以上という条件を満たしているか確認しましょう。

私の場合、1日経ったら資格更新条件が「完了(3/3)」になっていました。

協会から届く継続教育単位申請状況に関する案内メールも確認し、反映状況に疑問があれば期限直前まで放置せずに問い合わせることが大切です。
AFP・CFPの継続教育単位に関するよくある質問
通信講座を修了すれば、単位は自動で反映されますか?
講座によって異なります。認定教育機関の承認番号がある通信講座では、受講証明書をもとに自分でMyページから単位申請を行うケースがあります。修了後は、証明書の発行方法と申請要否を必ず確認してください。
資格対策ドットコムで受講した場合は、先程の協会申請をしていただければ大丈夫です。
AFPの15単位を超えた分は次回に持ち越せますか?
原則として持ち越しはできません。必要単位を満たすことを優先しつつ、過剰な受講にならないよう、現在の単位数と課目数を確認して受講計画を立てましょう。
単位取得証明書はどれくらい保管すればよいですか?
受講日から少なくとも3年間の保管が必要です。PDF、メール、紙のいずれで発行される場合も、紛失しないように保存してください。
期限当日に受講・申請すれば間に合いますか?
講座の修了条件、証明書の発行タイミング、単位申請の受付期限によって異なります。通信講座は短期間で完了できる場合がありますが、期限当日は避けていただいた方がいいかと思います。
できるだけ早く受講・申請を済ませることをおすすめします。
まとめ|継続教育単位は「要件確認・受講・申請」まで完了させる

AFP資格を更新するには、15単位以上に加え、「FP実務と倫理」1単位以上を含む3課目以上という条件を満たす必要があります。CFP資格では30単位以上が必要です。締め切りが近い場合は、必要な単位と課目をまとめて設計できるeラーニング講座が有力な選択肢になります。
ただし、受講を修了しただけでは更新が完了しない場合があります。継続教育研修受講証明書をダウンロードして3年間保管し、FP協会のMyページから取得単位を申請してください。最後に単位数・課目数・資格更新条件の表示を確認して、初めて安心して更新手続きを終えられます。
更新期限が迫っている方は、まずMyページで期限と不足単位を確認し、自分に合った講座を選んで、受講からFP協会への申請までを早めに完了させましょう。
