日本三大稲荷「竹駒神社」歴史とご利益、新カフェ＆人気ラーメンも堪能宮城県岩沼市

竹駒神社は、宮城県岩沼市に佇む歴史ある神社で、日本三大稲荷の一つとして数えられています。

平安時代の842年に創建され、「五穀豊穣、商売繁盛、縁結び」など、人々の様々な願いに応えるご利益があるとされています。毎年正月に行われる初詣には、県内外から多くの参拝客が訪れます。

また、境内には県内でも有名なラーメン屋やおしゃれなカフェも増設され、参拝客で賑わっている神社です。

竹駒神社の由緒・御祭神・御利益・お祭り

由緒

竹駒神社は古来より日本三稲荷のひとつに数えられており、極めて霊験あらたかな神社と崇められ、宮城県岩沼市稲荷町に鎮座致します。

当社は第54代仁明天皇の御代、承和9年（西暦842年）に「小倉百人一首」にも名前を連ねる参議小野篁（おののたかむら）卿が多賀城の陸奥国府に陸奥守としてご着任の際、奥州鎮護の神としてこの地にご創建されました。

江戸時代には仙台藩伊達家歴代藩主の手厚い庇護のもとで信仰の基盤がつくられ、往古よりご利益と福徳を授けて下さる「福神さま」として多くの尊崇を集めております。

引用：竹駒神社HP

御祭神

倉稲魂神（うかのみたまのかみ）：稲作・農耕・商工業の神
保食神（うけもちのかみ）：五穀豊穣・食物の神
稚産霊神（わくむすびのかみ）：養蚕・生成発展・縁結びの神

この三柱の御祭神を総称し竹駒稲荷大神と讃えられています。

ご利益

五穀豊穣	商売繁盛	家内安全	交通安全	厄除開運
安産守護	縁結び	病気平癒	学業成就	合格祈願

護神徳

人間生活の根元となる衣・食・住や生成発展などを掌（つかさど）る神様として農業や商業を始め、あらゆる諸産業に広大無辺なる御神徳をお授けになられます。

従って古来より産業開発・五穀豊穣・商売繁昌・海上安全などの様々な信仰を集め、近時は交通安全・厄除開運・安産守護・縁結びの神様としても篤く崇敬されております。

引用：竹駒神社HP

お祭り

1月1日0時の「新春一番祈祷」から12月31日16時からの「除夜祭」までの1年間、毎月催事を行っています。

詳しい催事情報は竹駒神社HPの「祭事・催し」にてご確認ください。

竹駒神社の境内の様子と雰囲気

二つの鳥居

入口正面には明神鳥居が2基あります

第二の鳥居

続いて、石造りの明神鳥居

楼門・随身門

参道を進むと、文化９年(１８１２)の建築で、総けやき材を使用し、平成２年５月１１日、岩沼市指定文化財にされた楼門・随身門があります。

手水舎

楼門・随身門を過ぎた左手に手水舎があります。

唐門（向唐門）

楼門・随身門をさらに進むと、天保１３年(１８４２)の建築で、総けやき材を使用し、平成３１年２月１５日、宮城県指定文化財に指定された楼門・随身門があります。

社殿

唐門（向唐門）をくぐると社殿が現れます。平成5年9月に竣工で、総ひのき・銅板葺き。本殿は流れ造りで、拝殿は千鳥入母屋唐破風の権現造りです。

授与所

こちらではお札やお守り、おみくじなどがあります。

社務所

御祈祷の受付、御朱印の配布はこちらにて行われています。

御朱印

2025年1月に参拝に行った際の御朱印です。

竹駒神社の境内社

社殿の右手ににアンダーパス参道をくぐって「奥宮・命夫社・元宮跡」にお参りをしに行きます。

その他、6つの境内社が祀られれています。

奥宮・命婦社

命婦社（手前）

命婦社は、命婦（霊孤）を祀る。

願い事を稲荷大神に取次いでいただく信仰がある。

奥宮（階段を上った奥）

古来、この地を賓窟山(そうくつざん)と称し奥宮が祀られた。

※御鎮座１１８０年を記念して、朱の千本鳥居が立てられました。

元宮跡

「竹駒神社」の旧社殿跡地がここにあります。かつての社殿は、1710年に仙台藩の伊達吉宗によって造営されたものでした。鎮座1150年を記念した式年大祭事業を開催する予定でしたが、皇室行事に反対する左翼系の過激派団体によって1992年11月21日に放火されて焼失した。現在の本殿の地下に跡地として祀られています。