「毎日使うコンタクトのケア用品、なんだか最近高くない…?」
「もっとコスパの良い製品はないかな?」
使い捨てソフトコンタクトレンズを愛用している方なら、一度はこんな風に思ったことがあるのではないでしょうか。
私自身、長年シュワシュワの泡で洗浄できる手軽さから「AOセプトクリアケア」を愛用してきました。しかし、昨今の価格高騰は正直お財布に厳しい…。そこで思い切って、コスパが良いと評判の「クリアデュー ハイドロ:ワンステップ」に乗り換えてみました!
この記事では、AOセプトクリアケアからクリアデュー ハイドロ:ワンステップに乗り換えた結果わかった、リアルな感想やコスト、使い方の違いを徹底的にレビューします。洗浄液の乗り換えを検討しているあなたの、参考になれば嬉しいです。
【結論】コストを抑えたいならクリアデューへの乗り換えは「アリ」!

最初に結論からお伝えすると、コストを最優先で考えるなら、「クリアデュー ハイドロ:ワンステップ」への乗り換えは間違いなく「アリ」です。洗浄力や使い心地にも大きな不満はなく、個人的には大満足の結果となりました。
乗り換えで年間約7,000円以上お得に!
「本当にそんなに安くなるの?」と思いますよね。 そこで、私が実際に購入している商品とAmazonの3本セットの価格を参考に、年間のランニングコストを比較します。 価格はすべて2025年11月19日現在です。
| 製品名 | 3ヶ月分の価格(目安) | 年間コスト(目安) |
| AOセプトクリアケア | 約4,800円 | 約19,200円 |
| クリアデュー ハイドロ:ワンステップ | 約2,936円 | 約11,744円 |
※購入する店舗やセール時期によって価格は変動します。
この表の通り、私の場合だとクリアデューに乗り換えることで年間約7,456円も節約できる計算になります。これはかなり大きな差ですよね。浮いたお金で美味しいものを食べたり、趣味に使ったりできると考えると、乗り換える価値は十分にあると感じました。
ただし消毒方法の違いには注意が必要
コスト面で圧倒的なメリットがあるクリアデューですが、AOセプトとは消毒の仕組みや日々のケア手順が異なります。特に、AOセプトの「過酸化水素」による泡洗浄に慣れている方は、最初のうちは少し戸惑うかもしれません。
次の章で、2つの洗浄液の具体的な違いを詳しく比較していきましょう。
AOセプトとクリアデュー、2つの洗浄液の徹底比較
ここでは、「消毒の仕組み」「コスト」「使い方」という3つの重要なポイントから、両製品を徹底的に比較していきます。
比較①:消毒・洗浄の仕組み
どちらも「つけおきタイプ」であることは共通していますが、レンズを消毒するための主成分が大きく異なります。
AOセプト:過酸化水素の力で泡洗浄!中和忘れに注意
AOセプトは「過酸化水素」の強力な酸化力でレンズを消毒します。専用ケースにレンズをセットすると、中和ディスクが過酸化水素を水と酸素に分解し始め、シュワシュワと酸素の泡が発生。この泡がレンズに付着したタンパク質や脂質汚れを浮かせて洗浄します。
- メリット:こすり洗い不要で手軽、泡による高い洗浄力を実感しやすい。
- デメリット:中和が完了するまで6時間以上かかる。中和前の液が目に入ると激痛を伴うため、取り扱いに注意が必要。
クリアデュー:ポビドンヨードで4時間つけおき消毒

一方、クリアデューは「ポビドンヨード(ヨウ素)」で消毒を行います。ポビドンヨードはうがい薬や傷の消毒にも使われる成分で、幅広い細菌やウイルスに対して高い消毒効果を発揮します。 付属の錠剤に含まれるタンパク分解酵素が、レンズの汚れをしっかり分解洗浄してくれます。
- メリット:消毒時間が4時間と短い。ウイルスやアカントアメーバなど、幅広い微生物に効果がある。
- デメリット:ヨウ素アレルギーの人は使用できない。消毒中は液がオレンジ色になる。
比較②:コストパフォーマンス
毎日使うものだからこそ、お財布へのやさしさは見逃せないポイントです。
AOセプトの価格推移と現状
私が長年愛用していたAOセプトですが、ここ数年で段階的に価格が上昇している印象です。以前はAmazonや楽天市場のセールで安く購入できましたが、最近では3ヶ月分(360ml×3本)で4,000円台後半になることも珍しくありません。この価格高騰が、今回私が乗り換えを検討した最大の理由でした。
クリアデューのランニングコストを計算!
前述の通り、クリアデューはAOセプトの約60%程度のコストで済みます。3ヶ月分(28日分×3箱)が3,000円以下で購入できることも多く、コストパフォーマンスは圧倒的にクリアデューに軍配が上がります。継続的に使うものだからこそ、この差は大きいですね。
比較③:使い方と手間
毎日のことなので、ケアの手軽さも重要です。両者の手順を比較してみましょう。
毎日のケア手順の違いを解説
【AOセプトクリアケア】
- 専用のディスポカップにレンズをセットする。
- 洗浄液をカップの線まで注ぐ。
- フタを閉め、そのまま6時間以上放置する。
【クリアデュー ハイドロ:ワンステップ】
- 専用ケースにレンズをセットし、消毒・中和錠を1錠入れる。
- 溶解・すすぎ液をケースの線まで注ぐ。
- フタを閉め、そのまま4時間以上放置する。
- 装用前に、新しい溶解・すすぎ液でレンズをすすぐ。
クリアデューはAOセプトに比べて、「錠剤を入れる」手間と「装用前にすすぐ」という2つの工程が加わります。慣れてしまえば数秒の作業ですが、少しでも手間を減らしたい方にとってはデメリットに感じるかもしれません。
消毒・中和にかかる時間
- AOセプト:6時間以上
- クリアデュー:4時間以上
消毒完了までの時間はクリアデューの方が2時間短いため、「夜、帰宅してから寝るまでの間にケアを終わらせたい」「朝、出かける前に急いでケアしたい」といった場面では、クリアデューの方が便利だと感じました。
実践!クリアデュー ハイドロ:ワンステップの使い方ガイド
実際に私が毎日行っている、クリアデューの基本的な使い方を写真付きで解説します。
①専用ケースにレンズと錠剤をセット

まず、付属の専用レンズケースの左右にレンズを正しくセットします。次に、ケースの底の中央部分に、オレンジ色の消毒・中和錠を1錠入れます。
②溶解・すすぎ液を注いで4時間以上放置

ケースの8分目あたりにある線まで、溶解・すすぎ液をゆっくりと注ぎます。フタをしっかりと閉め、そのまま4時間以上放置します。錠剤が溶け出すと、液がオレンジ色に変わっていくのがわかります。
③液が無色になったことを確認

4時間以上経過すると、オレンジ色だった液が化学反応によって無色透明に変わります。これが消毒と中和が完了したサインです。
④新しい液でレンズをすすいで装用
レンズを着ける前には、必ずケースからレンズを取り出し、手のひらに乗せます。そして、ボトルから新しい溶解・すすぎ液を出してレンズの両面を十分にすすいでから装用します。ケース内の液をそのまま使ったり、水道水ですすいだりするのは絶対にやめましょう。
みんなの疑問に答えます!クリアデューQ&A
乗り換え前に私が気になっていた点や、インターネットでよく見かける疑問について、公式サイトの情報も参考にしながらお答えします。
疑問①:こすり洗いは本当に必要ない?
A. 基本的には不要ですが、汚れが気になる場合は推奨されています。
クリアデューはつけおきだけで消毒・洗浄が完了しますが、メーカー公式サイトでは「より万全な眼感染症予防のため、こすり洗いを推奨」しています。 特に、アイメイクなどの油性汚れはつけおきだけでは落ちにくいことがあります。
汚れが気になる日は、レンズをケースに入れる前に、手のひらに乗せて溶解・すすぎ液を数滴垂らし、指の腹でやさしく20~30回こすり洗いすると、よりスッキリとした装用感が得られます。
疑問②:溶解・すすぎ液は足りなくなるって本当?

A. 正しい使い方をすれば基本的に足りますが、すすぎ方によっては足りなくなる可能性もあります。
「毎日すすいでいたら、次の交換日までに液が足りなくなった」という口コミを見かけることがあり、私も乗り換え前は少し心配でした。
すすぎ液が余る/足りない原因は?
メーカーによると、1回のケアでレンズをすすぐ量の目安は、レンズ1枚につき約2.4ml(手のひらに出して100円玉程度の大きさ)と想定されています。
- 液が足りなくなる原因:この目安量よりも多くすすぎ液を使っている。
- 液が余る原因:すすぎに使う液量が少ない、またはすすぎを省略している。
メーカー推奨の正しいすすぎ方
公式サイトでは、手のひらに溶解・すすぎ液を溜め(100円玉大)、その中でレンズを泳がすようにしてすすぐ方法が紹介されています。
私の場合、毎日こすり洗いとすすぎを行っていますが、今のところ液が足りなくなったことはありません。ポイントは、ボトルから液をドバドバと出すのではなく、適量を意識することかもしれません。万が一足りなくなった場合は、補充用の溶解・すすぎ液も販売されているので安心です。
まとめ:あなたのコンタクトレンズケア、見直してみませんか?

今回は、AOセプトクリアケアからクリアデュー ハイドロ:ワンステップへの乗り換え体験談を、比較を交えながらご紹介しました。
【クリアデューがおすすめな人】
- とにかく毎月のランニングコストを抑えたい人
- 消毒時間を少しでも短くしたい人
- ウイルスなど幅広い微生物への消毒効果を重視する人
【AOセプトがおすすめな人】
- 錠剤を入れたり、すすいだりする手間を省きたい人
- 過酸化水素のシュワシュワとした泡洗浄が好きな人
- コストよりもケアのシンプルさ・手軽さを重視する人
毎日使うものだからこそ、コンタクトレンズのケア用品は、安全性はもちろん、ご自身のライフスタイルや価値観に合ったものを選ぶことが大切です。
結論から言うと、私はAOセプトクリアケアからクリアデュー ハイドロ:ワンステップに乗り換えて、コスト面に大きなメリットを感じ、非常に「満足」しています。
AOセプトと比べて、増えるのはたったの2工程。しかも、かかる時間は合わせて1分以下!これだけで、レンズは清潔な状態をキープでき、年間コストも大幅に削減できます!
この記事が、あなたの洗浄液選びの参考になれば幸いです。
