夏の夕暮れ、外から帰宅してホッと一息ついたのも束の間。何気なくカーテンを閉めようとしたその時、視界の端に「黒い影」が飛び込んできました。
「ん?なんだ…あれは…?」

目を凝らしてみると、そこにいたのはまさかの「ゴキブリ」!
しかも、推定5cmはあろうかという巨大なヤツです!
虫が大の苦手な私、妻、そして子供たち。一家全員がパニックに陥る中、私は意を決しました。「これは…俺がやるしかない…!」
震える手で妻に指示を飛ばし、紙コップ、ティッシュ、ビニール袋、そして殺虫剤を準備。ゴキブリに向けて殺虫剤を噴射した次の瞬間!
「飛ぶのか!?いや、歩いてる!?」
予想に反し、ゴキブリはのそのそと歩きながら逃走!
追撃の殺虫剤を浴びせ、間髪入れずに紙コップで覆い「コトン!」と捕獲!
ティッシュでフタをして、外で捕獲状況を確認すると・・・
「いたー!!」
再び追撃の殺虫剤を浴びせ、なんとかヤツを退治することに成功しました。
しかし、今回は運良く捕獲できましたが、ゴキブリは素早く逃げ回ったり、時には空を飛んだりするため、見つけた時に仕留め損ねると、その後はもうストレスで夜も眠れません!
そこで今回、私が考案したゴキブリ捕獲装置を特別に披露したいと思います。
これであなたもゴキブリの恐怖から解放されること間違いなし!?
ゴキブリ捕獲に使用した殺虫剤とおすすめ殺虫剤
今回のゴキブリ退治で活躍した殺虫剤と、ゴキブリ撃退に最適な殺虫剤の紹介です。
活躍した殺虫剤
今回、2種類の殺虫剤を使用しました。
中でも黄色の殺虫剤はゴキブリ用ではありませんが、ゴキブリにとっては驚異的な殺虫剤です。
アリキンチョール

アリキンチョールは、直撃噴射でアリを速攻駆除し、侵入路に噴霧すれば長期間の侵入防止が可能です。付属の極細ノズルで狭い隙間にも届き、ヒアリやアルゼンチンアリを含む幅広い害虫に効果を発揮します。有効成分はピレスロイド系です。
今回はすぐに発見できたアリキンチョールでゴキブリに噴射!
意外と効くものです。
カインズ×フマキラー共同開発のゴキブリ殺虫スプレー

この殺虫スプレーは、カインズとフマキラーが共同開発した商品で、現在は販売されていない可能性がありますが、2つの噴射口から薬剤を噴射する「W噴射」が特徴で、狙ったゴキブリを逃がしません。
ゴキブリに特化しているため、高い効果が期待できます。
アリキンチョールで噴射した後に、妻が持ってきてくれたので追い噴射しました
オススメのゴキブリ殺虫剤
ゴキブリは絶対に生かしてはいけない!と思いのあなたにはこちらの商品をオススメします!
ゴキジェット

出典:アース製薬
アース製薬から発売されている殺虫剤「ゴキジェット」は、有効成分イミプロトリンの速効効果により、どんなゴキブリも秒速ノックダウンで素早く退治します。ゴキブリに逃げる隙を与えず駆除できるのが特徴です。
【特徴】
- 秒速ノックダウン: ゴキブリを暴れさせず、はいずり回って逃げる余裕を与えない
- お子様・ペットがいるご家庭でも安心 ※使用中は霧を吸い込まないようにし、使用後は室内を十分に換気する必要があります。
- 便利なすき間用ノズル付き
【使用方法】
噴射レバーを引き、小型のゴキブリには約1〜2秒、大型のゴキブリには約6〜8秒直接噴射してください。ゴキブリが逃げ込んだ隙間には約1〜2秒噴射し、出てきたゴキブリには再度上記の量を直接噴射してください。
ゴキファイタープロ ストロング

出典:フマキラー
フマキラーから発売されている殺虫剤で世界初!ワンタッチストロングノズル採用。
超速起動0.1秒!18cmのロングノズルで、イヤなゴキブリを離れた場所から速攻狙い撃ち。
【特徴】
- 突然のゴキブリにも瞬時に対応!:ボタンを押すと0.1秒で起き上がる「ワンタッチストロングノズル」採用で、わざわざノズルを着脱する必要がなく、急に現れるゴキブリにもすばやく対応可能。
- ゴキブリに近づかずに退治!:フマキラー史上最長となる18cmのロングノズルを採用し、イヤなゴキブリに近づかなくても、退治ができる。
- 速攻殺虫&待ち伏せのダブル効果!〈イミプロトリン〉の速攻殺虫効果で、すばやいゴキブリも逃がさない。さらに優れた殺虫効果が長く持続する〈フェノトリン〉の働きにより、ゴキブリが通りそうな場所に噴霧しておけば、夜間にエサを求めて活動する隠れたゴキブリも退治ができる。
【使用方法】
ボタンを押してノズルを起こし、ゴキブリ目掛け1秒~2秒噴射してください。
ゴキブリ捕獲容器の作成方法
今回ご紹介するゴキブリ捕獲容器は、100円ショップで手に入るプラスチックカップで作成します。
なぜプラスチックカップを使用するのか?

以前、ゴキブリを捕獲した際には紙コップを使用しました。しかし、紙コップではゴキブリの位置が分かりづらく、壁やカーテンに付いている可能性もあります。
ゴキブリが紙コップの底にいるかと思い、恐る恐る紙コップを少し開けてみると、そこから「脱出」してしまう場合があります。そして脱出されたら、恐怖で卒倒してしまいそうです。
見るのも嫌ですが、隙間から出てくる方が嫌だと思いませんか!?
プラスチックカップなら中が見えるので、ゴキブリがどこにいるかわかります。
よって、プラスチックカップを使用することをおすすめします。
ダイソーやセリアなどの100円ショップで販売されている大きめのプラスチックカップがいいですね。
なぜなら、ゴキブリには小さいものから大きいものまでいます。今回遭遇したゴキブリは体長が5cm程度で、触覚も体長の半分以上あるため、捕獲には大きめのカップが良いです。
私が購入したのはダイソーで販売されている420ml入るプラスチックカップです。後で外側に加工を施すため、外側がストレートな形状のものを選んでください。
殺虫剤の噴射ノズルが入るように外側を加工する

プラスチックカップの外側に殺虫剤の噴射ノズルが入るよう、カッターやハサミを使用して開閉できる穴を作ります。

ご自宅にある殺虫剤のノズルを確認してください。我が家の殺虫剤はW噴射仕様となっているため、少し大きめの開閉口を作成しました。

細いノズルが付属している場合は、ノズルの大きさに合わせて穴を開けてください。

ポイント!:飲み口の方に開くようにすると、スムーズに開閉できます。
テープで開閉口を閉める

殺虫剤ノズル用の開閉口をテープで固定します。テープはプラスチックカップの底に付くくらい長めに貼り付けてください。そして、テープの粘着面同士を合わせて、剥がしやすくしておきます。

こうすることで、いざという時に慌てずに開閉できます。
これで加工は完了です。
ゴキブリ捕獲シミュレーションをしてみる

ゴキブリ捕獲容器ができあがったら、いざという時に備えて「シミュレーション」をしてみましょう。

ゴキブリに見立てたものにゴキブリ捕獲容器を覆い、開閉口を開けてノズルを入れてみます。

また、一度ゴキブリを底に落とし、紙などで蓋をして外に持ち出し、そこで一気に噴射して退治するのも有効です。

安心だとしても薬剤が気になる方は、外での退治の方がおすすめです。
さらに、殺生をしたくない人はそのまま外に逃がすことも可能です。
これを3回程度行えば、もうあなたはプロの「ゴキブリハンター」です!
まとめ

今回は、突然現れた巨大ゴキブリとの壮絶な戦いと、それをきっかけに考案したゴキブリ捕獲容器についてご紹介しました。
恐怖体験を乗り越えるためには、事前の準備と冷静な対処が重要です。
100円ショップで手に入るプラカップを使えば、誰でも簡単に捕獲容器を作れますし、適切な殺虫剤を使えば成功率もぐんと上がります。
いざという時に備え、ぜひご家庭でもシミュレーションをしておきましょう!