神社に参拝する時、ただ何となくお参りしている人も多いのではないでしょうか?
実は、参拝の仕方一つで、より神様との繋がりを深め、ご利益を感じやすくなることがあります。
この記事では、気持ちの良い神社の参拝方法について、ご紹介します。
なぜ、参拝の仕方が大切なの?
神社は、古来より人々が神様と繋がるための特別な場所です。
正しい参拝の仕方を心がけることで、以下の効果が期待できます。
心身の浄化
神聖な空気や神仏に触れることで、心身が清められ、穏やかな気持ちになれます。
願い事が叶いやすくなる
正しい作法で参拝することで、神様との繋がりを深め、願い事が叶いやすくなります。
運気アップ
神様のエネルギーに触れることで、運気が上昇し、良いことが起こりやすくなります。
気持ちの良い神社の参拝方法
気は持ちようで、参拝の仕方で全てが上手くいっている!と思う時もあります。
鳥居のくぐり方
鳥居の前に立ったら、「参拝をさせていただきます」、「お邪魔させていただきます」など神様への敬意と感謝の気持ちを込め、一礼をして境内に入ります。
参道の真ん中は「神様」が通る道
参道の真ん中は神様の通り道と考えられているため、少しずらして歩きましょう。
玉砂利がある場合は進んで歩きましょう
参道の真ん中は神様の通り道と考えられているため、少しずらして歩きましょう。
玉砂利を歩くことで「浄化」ができます。
玉砂利を歩く際は、しっかり玉砂利を踏み、音を楽しみます。
踏み方で音が変わります。
「今、玉砂利を踏んでいるぞ!」と意識しながら歩くことで更に浄化されます。
手水舎にて心身の浄化
参道には手水舎があります。※手水舎が無い神社もあります。
手水舎では「心身の浄化」、穢れを落とし心身を清める禊(みそぎ)をします。
昔は神社の池や水で体を清めてからお参りしたそうですが、今の時代は裸になって水をかぶる行為や池に入る行為はできません。簡略式で心身を清めます。
【作法】
- 柄杓を持ち、右手で柄杓を持ち、水を汲んで左手で清めます。
- 左手を清めた後、柄杓を持ち替え、右手で清めます。
- 左手で柄杓を持ち、口に水を含み、一度口をすすぎます。
- 柄杓を立てて、柄の部分を清めます。
- 柄杓を元の場所に戻します。
参拝の仕方
拝殿・本殿(社殿)の前では二礼二拍手一礼をします。
お賽銭と鈴を鳴らすのはどちらが先?
拝殿や本殿の前に「賽銭箱、鈴」が設置されているケースが多いかと思います。
これは、お賽銭が先か?それとも鈴を鳴らしてから先か?正しいのはどちらかなど迷いますよね。
実はどちらでもよい!のが正解です。
個人的には「鈴」を鳴らしてから「お賽銭」を入れます。
鈴を鳴らして参拝に来た事を知らせてから、お賽銭を入れる感じです。
- 鈴:社頭に設けられた鈴は、その清々しい音色で参拝者を敬虔な気持ちにするとともに、参拝者を祓い清め、神霊の発動を願うものと考えられています。
- お賽銭:お金は大事に扱ってください。お賽銭箱には投げずに入れてあげてください。
拝殿前に立つ
心を無にして神様に向き合います。
自分以外に参拝者がいない場合は「真ん中」に立ちましょう。
そして一度、本殿(社殿)・拝殿を見渡します。
鈴を鳴らす
鈴を鳴らす意味は、自分の存在を知らせるための行為です。
この時、大きく鈴や鐘を鳴らさなくても神様はわかってくれます。
お賽銭を入れる
決してお金を投げる行為はしないでください。
丁寧にお賽銭箱に入れてください。
お願い事の仕方
- 最初に姿勢を正します
- 二礼二拍手
- 住所、自分の名前を先に言ってから願い事を言います!
神様に、「私はどこどこに住んでいる誰誰です!」を伝えないと、
神様も、「誰が来た~!?ん、あ~三丁目のびんぞうさんか~どうした!?」となる訳です!
ちょっとドリフのコントのように見えますが、神様も沢山の参拝者を相手にします。
是非、最初に自分の「住所・名前」をお伝えしましょう。
もちろん、心の中で十分です。
名乗るのは神様への礼儀と思い、肩の力を抜いてリラックスしながらお祈りをします。 - 願い事は1つだけ
- 願い事の終わりに下記の言葉を唱えて終了します。
「祓え給い、清め給え、神ながら守り給い、幸え給え」
(はらえたまい、きよめたまえ、かむながらまもりたまい、さきわえたまえ)
意味は「罪、穢(けがれ)を取り除いてください。神さま、どうぞお守りお導きください」です。
長いので後半忘れてしまった!!との時は、「祓え給い、清め給え」だけでも大丈夫です。
※神社によっては賽銭箱の横などに書いてある場合があります。
お願い事をする場合はこんな感じで。
1.「宮城県仙台市宮城野区宮城野1丁目〇番地のびんぞうパパです。
2.参拝をさせていただき、感謝申し上げます。
3.家族が無事1年を過ごせますように。
4.「祓え給い、清め給え、神ながら守り給い、幸え給え」
「はらいたまえ、きよえたまえ、かむながら、まもりたまえ、さきわえたまえ」 - 最後にありがとうございましたの意味を込めて、一礼します。
風を感じられたらラッキー!?
参拝時や待っている際に、「拝殿、本殿」の方向より「風」が感じたら、神様と交信したかもしれません!
風を感じられたら幸せな限りです。
帰りの参道の歩き方
拝殿や本殿(社殿)以外にも神様をお祀りしている箇所があります。
拝殿や本殿(社殿)の参拝後に参拝しましょう。
更に、パワースポット的な魅力あふれる場所がありましたら、他の参拝者の迷惑にならない程度でじっくり感じ、楽しみましょう!
濡れた場所は気を付けましょう
雨の日のお参りは注意が必要です。
特に、「苔」が生えている場所は大変滑りやすくなっています。
実は、お参りの際に足を滑らせて大転倒しちゃいました。幸い、骨折はしませんでしたがかなり痛かったです。
もし、雨の日にお参りに行く際は、靴の底が平ではなく「溝が付いて滑りにくい靴」にしましょう。
また、苔が生えている場所を通らないようにもしましょう。
まとめ
最高の参拝の仕方
- 鳥居をくぐる前に一礼
「今からお邪魔します」の気持ちを伝えます。 - 参道では中央を開けながら歩く
玉砂利がある場合、踏むことによって浄化ができるので進んで歩きます - 手水舎にて身を清める
- 拝殿・本殿では二礼二拍手
1.自分は何者なのか、何処に住んでいるのかを教える
2.お願い事をする
3.「祓え給い、清め給え、神ながら守り給い、幸え給え」を唱える - 感謝の意を込めながらの一礼
- 帰りの鳥居をくぐる際には、感謝の意を込めて一礼
上記、6つの順番をマスターして、最高の参拝をしましょう!
- 気持ちよく参拝できた!
- もしかしたら、願い事が叶うんじゃない!?
- 風を感じられた!!
- スッキリした~!
ひとつでも、時間が出来たら素敵な参拝ができた証拠です!
みなさんの願いが叶いますように!
参考HP・資料
※神社によっては参拝の作法が異なる場合がございます。神社の参拝作法に従ってください。