【伊達家の守護神】仙台東照宮(仙台市青葉区)

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仙台の神社

仙台市青葉区にある「仙台東照宮」。

東照宮といえば「徳川家康公」をお祀りする神社で、全国に100社以上鎮座しています。

徳川家康公は1616年4月17日に駿府城で75歳の生涯を閉じ、その日のうちに久能山に神葬されました。

遺言により、1年後に日光に移されお祀りされました。

それぞれの場所に久能山東照宮、日光東照宮が幕府により創建され、その後に東照宮創建が全国に広がっていきました。

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なぜ仙台にも東照宮が?

仙台東照宮は、1654年(承応3)、仙台藩の初代藩主伊達政宗公の世継ぎである2代藩主伊達忠宗公によって創建されました。

伊達政宗公の没後に、仙台藩の領内では「大火、大洪水等」の災害が続き、仙台藩の財政は重大な危機に陥り、この状況を重くみた幕府が仙台藩に両面の援助をし危機を脱しました。

忠宗公は、徳川家に対する尊崇・感謝の標として、1649年(慶安2)に時の将軍徳川家光公に東照宮創建を願い出て直々に許可を得て東照宮が建てられ、伊達家の守護神として尊拝されていました。

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仙台東照宮

仙台藩の守護神という事で歴史を感じられる神社です。

境内案内図

※境内案内図は仙台東照宮HPより

境内は本殿、透彫、唐門、拝殿、随身門、御神橋、石鳥居となっています。

社務所で仙台東照宮のパンフレットが貰え、こちらには由緒や見所紹介、案内図が掲載されています。

石の鳥居  

この明神鳥居は伊達忠宗公の奉納によるものです。

鳥居の主な部材は花崗岩で忠宗公夫人振姫の郷里、岡山県犬島から海路にて運搬し建造されたものです。

社殿までの参道

参道は石畳で歩きやすいです。

また、鳥居をくぐると狛犬が見張っています。

狛犬を過ぎると朱色の「御神橋」を渡ります。

境内を流れる小川にかかる橋で、創建時にあった橋を再現。

御神橋を渡ると随身門に続く階段があります。

階段の両サイドには石灯篭があり、境内には38基あります。(国指定の重要文化財)

そのうち28基が表参道の石段脇に並んでいます。

陽射しの強い日は、木のおかげで涼しく上れます。

振り返ると、1.5km先までまっすぐ伸びた宮町通りを見下ろすことができます。

随身門

左右に随身像を据えた二階建ての門です。(国指定の重要文化財)

左右には帯刀し弓矢を持った随身像が安置されています。

手水舎

拝殿の左手に手水舎があります。

こちらの手水舎は宮城県最古の手水舎建築で、県指定の重要文化財です。

水を貯める石は石鳥居と同じく岡山県から運んだもの。

参拝の前に、身を清めます。

手を近づけると自動で水が出てきます。

コロナ禍なので柄杓は使えません。

手水の作法も掲示されていました。

拝殿

手水舎で身を清めたら拝殿にて参拝。

拝殿の後ろに唐門と本殿を取り囲む透塀があります。

全国の東照宮は権現造(ごんげんづくり)と呼ばれる拝殿と本殿を同一の建物で作る形式ですが、仙台の東照宮はそれぞれ別の建物にしており珍しい形式が特徴となっています。

唐門・透塀

本殿と拝殿の間に唐門があり、本殿を囲むように透塀があります。(両方とも国指定の重要文化財)

拝殿と唐門の間には文化財保護のためフェンスに囲まれています。

唐門扉には「鳳凰、麒麟、獅子」の円形彫刻が装飾され、現在では4月17日の例祭日のみ開くそうです。

本殿の周りを囲む透塀は一周約80メートルあります。

本殿には神職以外立ち入ることのできず、参拝者は塀の中を透かして見ることができます。

本殿

※写真は仙台東照宮のHPより

本殿は国指定の重要文化財「鷹や天女、龍」などの彫刻が彫られ、当時最先端の技術である七宝金具を使用した金具で装飾されています。

七宝金具は全国に数十ある東照宮の中でも「日光東照宮と仙台東照宮」でしか使用されていません。

※本殿には入れません。

神楽堂

ここでは、毎年4月第3土日に開催される春祭において東照宮神楽が奉納されるそうです。

古峰神社

御神橋を過ぎて東参道に向かう途中に古峰神社があります。

この古峰神社は栃木県鹿沼市にある古峯神社の御分霊をおまつりしたした神社で、日本武尊(やまとたけるのみこと)を祀っています。

「開運・除災・心願成就」の神様です。

社務所

こちらでは、「御祈祷、お札、お守り、おみくじ」を授与しています。

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仙台東照宮へのアクセス他

駐車場、公共交通機関どちらも使用できる場所にあります。

住所

住所:宮城県仙台市青葉区東照宮一丁目6番1号

電話:022-234-3247

仙台東照宮HP

駐車場あり

鳥居の近くに、広い駐車場があります。

また、社務所近くに身体障害者や高齢者向けの「おもいやり駐車場」が2台分あります。

公共交通機関

  • JR仙山線「東照宮駅」下車5分
  • 仙台駅前17・19番乗車 「東照宮1丁目」下車 徒歩5分

お札・お守り

社務所にて授与しております。

おみくじが4種類ありました。

縁起物ですから、家族でおみくじをしました。

私が選んだのは、こちらの幸運おみくじ!

おみくじと一緒に金と銀、各八種類の縁起物の一つが入っています。

今回引いたおみくじは「末吉」でしたが、お告げは今の現状に合っているものでした。

これに入っていた縁起物は「金の鍵」で、娘は「金の扇」でした。

  • 「鍵」は開運招福・学業成就
  • 「扇」は開運招福・芸能上達

御朱印

社務所にて初穂料300円 ※2024年11月現在

直接、書いてもらえます。
番号札を渡されるので、社務所の待機所で受け取ります。

見所

仙台の四季が楽しめる神社でもあります。

また、重要文化財ですので、匠の凄さを堪能できます。

桜の季節

「しだれ桜、山桜」など80本の桜があり、また違った景色を楽しめるそうです。

重要文化財

  • 国指定重要文化財:本殿、唐門、透塀、随身門、石鳥居、石灯篭、
  • 県指定重要文化財:手水舎

  

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