仙台市若林区にある「三宝大荒神社」
荒町商店街と河原町に続く道路、仙台一校に続く道路との三叉路にあります。
鍛冶屋の守護神「火伏の神」
江戸時代、藩政当時にこの地帯に「鍛冶職人」を住ませていたことをにちなんで町名を「南鍛冶町」と名付けられました。
また、鍛冶職人達が守護神でもある「火伏せの神」を祀り、三宝大荒神社が建立されました。
三宝大荒神社
そんなに大きな神社ではありませんが、ほっこりする感じがある神社です。
火伏の樹木 イチョウ
当時、三宝大荒神社には火伏せの樹木(防火樹)としてイチョウの木が植えられました。
この木は、藩政当時のイチョウが生長したものです。
樹齢は約320年、樹高が21mに達し、仙台市の保存樹木に指定されています。
高さもあるので神社の目印となっています。
なぜ、火伏の樹木が防災樹とされているのか!?
ここで、ちょっと疑問に思ったのが、なぜイチョウの木が「火伏の樹木」なのか?
調べていると、どうやらイチョウの木は水分を多く含んでいるそうです。
では、水分を多く含んでいるとどうなる?
水分を多く含んでいると火災が発生した際に、着火を遅らせたり防止になるそうです。
京都、中央区にある本能寺にもイチョウの木があります。
このイチョウは、天明の大火(1788年)の際、猛火に追われた人々が境内に身をひそめていた折、突如このイチョウの木から勢いよく水が噴出し、木の回りに集まった人々を救ったと伝えられている火伏のイチョウと呼ばれています。
境内
こちらの鳥居は神明鳥居です。
鳥居をくぐるときは、お邪魔しますの気持ちを忘れずに!
左手には手水舎がありますが、今はコロナ禍の為、使用できません。
社殿
狛犬が2匹社殿を守っています。
コロナ禍の為、鈴を鳴らすことができません。
耳権現さま
参道には耳権現さまの堂宇があります。
鎌倉時代の元寇の役に出陣した勇士の慰霊を供養したものです。
耳患いで苦慮していた旅の修験者の夢枕に権現様が現れ、お告げを受け道場にてその通りにしたこところ耳が治ったとのことです。
例大祭
毎年6月19日には地元の方々によって例大祭が行われていました。
最近はコロナ禍の為、中止となっています。
三宝大荒神社の近くの「おいしいお店」情報
荒町商店街にはラーメン屋さんが増えてます。
今回、厳選して2店舗を紹介します。
中華そばふじやま
・中華そばふじやま 何を食べても美味しいです。特に、味付替玉が絶品です!
自家製麺こいけ屋
・自家製麺こいけ屋 川俣しゃも中華そば 鶏の美味しさが堪能できます!
両店とも土日は結構並んでいます。
お昼前に参拝しラーメンを食べに行くのもいいですよ。
三宝大荒神社へのアクセス他
駐車場がないのでバスや地下鉄で参拝がオススメです。
住所
住所:仙台市若林区南鍛冶町41-1
駐車場
なし
公共交通機関
- 地下鉄東西線:「連坊駅」下車
- 地下鉄南北線:「愛宕橋」下車
- 市営バス:仙台駅西口バスプール5番薬師堂駅行「荒町」下車
お札・お守り
未確認
御朱印
未確認
その他
荒町商店街の東にあります。
地下鉄南北線五橋、南2・荒町方面出口から荒町商店街を東に行くとあります。
昔の商店街で、酒蔵があったりお弁当屋さんがあったり、人気のラーメン屋さんもあります。
ぜひ、荒町商店街を散策しながら参拝をしていただきたいと思います。